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アクサダイレクトが社外に発表する広報資料を原文のまま掲載しています。

〜犬も猫も要注意!ペットの熱中症の多くは家の中で起きている〜
熱中症経験率は2割超!6〜8月に集中
熱中症経験者でペット保険加入率が倍増

-アクサダイレクト ペットの健康管理と熱中症対策の実態調査結果を公開-

アクサ損害保険株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長兼CEO:藤井 靖之)は、熱中症が増加する夏を前に、「ペットの健康管理と熱中症対策に関する実態調査」を行いました。
アクサダイレクトはお客様にとって身近な存在になり、より付加価値の高い商品やサービスの向上に努め、大切な家族の一員であるペットとそのご家族をサポートしてまいります。

【熱中症の経験率/経験時期】
ペットの熱中症経験率は全体の2割超!犬は猫に比べて経験率が高い!
時期は夏場がピーク/6〜8月の3ヵ月間で全体の9割超

【熱中症を経験した場所】
ペットの熱中症の多くは「家の中」で起きている!

【熱中症の症状/飼い主がペットの熱中症に気づく割合】
ペットの熱中症を見分けるには?よくある症状=「ぐったり」「息苦しそう」「食欲低下」
ペットの熱中症「気付いた」率は約9割強、女性の方が「すぐに気付く」傾向

【飼い主による応急処置/動物病院で診療した割合】
熱中症を経験した時の飼い主の応急対処として多いのは?「水分を補給」「涼しい場所で休ませる」
ペットが熱中症になった際、動物病院で診療をした率=4割未満!

【飼い主による熱中症対処時の意識調査】
飼い主の半数近くは、「適切な対処ができなかった」

【熱中症対策の意識】
ペットが熱中症にならないように普段から心掛けている=全体の約8割

【ペットの熱中症経験とペット保険加入の相関】
ペット保険加入率は全体の15.1%/ペットの熱中症を経験した人では加入率が倍増!

T.アンケート調査結果要点

  • 1)ペットが熱中症を経験したことがあるのは2割超!犬は猫に比べて経験率が高い! 時期は夏場がピーク/6〜8月の3ヵ月間で全体の9割超

はじめに、「ペットの熱中症」の経験率を調べるため、全国20代〜60代で、犬・猫を飼育している飼い主を対象に、ペットに熱中症の症状(※)を感じたことがある、または心配になったことがあるかどうかについて聞いてみたところ、「よくある(1.8%)」、「たまにある(11.8%)」、「一度だけある(7.5%)」を合計すると、全体の21.1%となりました。

この結果を、犬・猫別に比較してみたところ、犬の経験率は全体の24.4%(「よくある(2.2%)」、「たまにある(14.2%)」、「一度だけある(8.0%)」の合計)だったのに対して、猫の経験率は17.5%(「よくある(1.3%)」、「たまにある(9.4%)」、「一度だけある(6.9%)」の合計)と、熱中症の経験率は犬の方が高いことがわかりました。

参考までに、熱中症を経験した時期についても聞いたみたところ、人間と同様、夏場に集中していることがわかりました。5月から徐々に増加し、ピークとなる8月だけで全体の約6割(59.1%)、7月〜8月の2ヵ月間で全体の8割強(83.7%)、6月〜8月の3ヵ月間で、実に全体の9割強(90.4%)を占めています。夏場に向けた熱中症対策がいかに重要であるかがわかります。

熱中症の症状:気温や湿度が高い日や日差しが強い日、また過度の運動などにより、ペットがふらふらする、ぐったりする、息苦しそうにしている、よだれが多く出る、体が痙攣する、食欲低下、水を飲まない、発熱、下痢、嘔吐等の症状がでること

Q:あなたが飼育されているペットにこれまで熱中症の症状を感じたり、心配になったことはありますか?

Q:あなたが飼育されているペットにこれまで熱中症の症状を感じたり、心配になったことはありますか?

Q:あなたのペットが熱中症になってしまった時期は何月でしたか?

  • 2)ペットの熱中症の多くは「家の中」で起きている!

では、ペットはどのような状況下で熱中症になるのでしょうか。人間が熱中症になる状況としては、炎天下での長時間運動などを想像しますが、最も多かった回答は、「家の中で普通に過ごしている時(44.8%)」でした。次いで多かったのは「家の中でのお留守番中(21.2%)」と、「家の中」が上位を占め、以降「お散歩している時(15.0%)」、「車での移動中(10.8%)」、「家の外でのお留守番中(8.4%)」と続いています。

この結果についても犬・猫別に比較してみたところ、1位は全体結果と同様、犬・猫ともに「家の中で普通に過ごしている時」でしたが、犬の回答率が32.8%だったのに対して、猫は56.8%と20ポイント以上も高い結果となりました。2位以降は犬・猫で結果が異なり、犬は2位「お散歩している時(26.7%)」、3位が「家の中でのお留守番中(15.0%)」だったのに対して、猫は2位が「家の中でのお留守番中(27.3%)」、3位は「車での移動中(8.9%)」という結果となりました。1日の殆どを家の中で過ごす事が多い猫に比べて、習慣的に散歩をするなど、外に出る機会が多い犬は、熱中症になる場面が多いことがうかがえます。

Q:あなたのペットが熱中症になってしまったのはどんな状況でしたか?

  • 3)ペットの熱中症を見分けるには?よくある症状=「ぐったり」「息苦しそう」「食欲低下」ペットの熱中症「気付いた」率は約9割強、女性の方が「すぐに気付く」傾向

次に、ペットが熱中症になってしまった時、具体的にどのような症状が出たかを聞いてみたところ、最も多かったのは「ぐったりしていた」で全体の65.3%が回答、次いで多かったのは「息苦しそうにしていた(35.8%)」、以降「食欲が低下した(21.6%)」、「ふらふらしていた(18.8%)」、「普段よりもよだれが多く出ていた(11.8%)」と続きました。言葉で伝えることができない、ペットが出す熱中症のサインとして、参考にしていただきたい結果です。

では、ペットが熱中症になった時、飼い主はすぐに気付けるものなのでしょうか。どれくらいのタイミングで気付いたかについて聞いてみたところ、最も多かったのは「少ししてから気付いた」で全体の51.3%、「すぐに気付いた」の回答は全体の42.0%となりました。9割以上の飼い主は「気付いた」ようですが、「すぐに気付く」となるとなかなか難しい様子がうかがえます。この結果について、男女別に比較してみたところ、以下のグラフの通り男性よりも女性の方が「すぐに気付いた」率が高くなっています。

Q:あなたのペットが熱中症になってしまったとき、具体的にどのような症状が出ましたか?

Q:あなたが飼育されているペットに熱中症の症状を感じた、または心配になった時、すぐに熱中症であると気付きましたか?

  • 4)熱中症になってしまった時の飼い主の応急対処として多いのは?「水分を補給」「涼しい場所で休ませる」ペットが熱中症になった際、動物病院で診療をした率=4割未満!

ペットが熱中症になってしまった際に、どのような応急対処をしたかについて聞いてみたところ、最も多かったのは「水分を補給させた(犬:72.8%、猫:64.7%)」でした。次いで多かったのは「涼しい場所で休ませた(犬:52.5%、猫:55.1%)」、以降「冷却材などを使って体を冷やした(犬:22.7%、猫:21.3%)」、「水をかけて体を冷やした(犬:17.8%、猫:10.0%)」と続き、「名前を呼んだり話しかけたりしてみた(犬:11.2%、猫:15.7%)」や「体を撫でたりゆすったりしてみた(犬:12.5%、猫:12.1%)」などの、直接呼びかける対応も次いで高い回答率となり、犬・猫では結果に大きな差は見られませんでした。

また、ペットが熱中症になった際に、動物病院などで診療したかどうかについても聞いてみたところ、「はい」は全体の39.1%と4割弱に留まり、動物病院での診療までは対応していない飼い主が多数派であることがわかりました。

Q:あなたのペットが熱中症になってしまった際、応急的にどのような対処をしましたか?

Q:あなたのペットが熱中症になってしまった際、動物病院などで診療しましたか?

  • 5)飼い主の半数近くは、「適切な対処ができなかった」

ペットが熱中症になってしまった際に、適切な処置ができたかどうかについて4段階で自己評価をしてもらったところ、最も多かったのは、「まあまあ適切な対処ができた」で全体の49.5%、「とても適切な対処ができた(5.5%)」と合計すると、「適切な対処ができた」の評価が過半数となりましたが、半数近くは「適切な対処ができなかった」と振り返っています。普段からペットの熱中症対策を考えておくことが重要と言えそうです。

Q:あなたのペットが熱中症になってしまった時、あなたは適切な処置ができたと思いますか?

  • 6)ペットが熱中症にならないように普段から心掛けている=全体の約8割

飼い主は普段からペットの熱中症対策として、どのような対策を心掛けているのでしょうか。ペットが熱中症にならないように普段から心掛けていることがあるかどうかの問いでも、全体の約8割に相当する77.2%が「はい」と回答したことから、飼い主の熱中症対策への意識は非常に高いことがわかりました。では、具体的にどのような対策をしているのでしょうか。最も多かったのは「風通しの良い環境にしている」の70.9%、次いで「家の中に居る時にはエアコンで温度管理をしておく」の45.6%、以降「日が当たる場所に長時間居させない(38.0%)」、「車内など締め切った場所に居させない(28.8%)」、「外出時に水分を持ち歩く(27.9%)」、「暑い日に外に出ない(27.1%)」と続きました。

Q:あなたはペットが熱中症にならないように普段から心掛けていることはありますか?

Q:ペットが熱中症にならないように具体的にどのような対策をしていますか?

この結果について犬・猫で比較してみたところ、1位2位の項目は「風通しの良い環境にしている」と「家の中に居る時にはエアコンで温度管理をしておく」で、同様の結果でしたが、3位以降は犬と猫で大きく差が出ました。犬は「日が当たる場所に長時間居させない(43.3%)」や、「外出時に水分を持ち歩く(39.8%)」、「熱い日に外に出ない(散歩を控える等)(37.8%)」など、外出時のケアを考える意見が多かったのに対して、外出することが少ない猫は、「日が当たる場所に長時間居させない(32.3%)」以外は、どの項目も回答率が少ない結果となりました。

Q:ペットが熱中症にならないように具体的にどのような対策をしていますか?

  • 7)ペット保険加入率は全体の15.1%/ペットの熱中症を経験した人では加入率が倍増!

最後に、ペット保険の加入率を確認してみました。結果、全国20代〜60代で、犬・猫を飼育している飼い主全体での加入率が15.1%だったのに対し、今回の調査対象者である、ペットの熱中症経験者では、28.4%と倍近い加入率であることがわかりました。ペット保険の加入件数が増えて行く中、熱中症を始めとしたペットの病気などを経験した人は、より備えの必要性を感じている様子がうかがえます。

Q:あなたは「ペット保険」に加入していますか?

今回のアンケート調査で、ペットが熱中症になったことがある方は2割を超え、5月・6月と本格的な夏を迎える前から熱中症になってしまうことがわかりました。また、多くは家の中で熱中症になっていることや、その際の症状などは人間と共通していることも確認できた他、実際にペットが熱中症になった時には、なかなか適切な処置が難しい様子もうかがえました。これから夏にかけて、熱中症のピークに差し掛かります。今回の調査結果をぜひ参考にしていただき、大切なペットのための備えを検討されてみてはいかがでしょうか。

U.熱中症対策についてのアドバイス

この調査結果から会員制電話どうぶつ病院「アニクリ24」院長の三宅亜希先生に熱中症対策についてアドバイスをいただきました。

熱中症は、過度の熱に対して体が熱をさげることができなくなる状態で、41℃を超える高熱になると多臓器機能障害が引き起こされることもあります。気温や湿度が高い場所での過度の運動、車内に閉じ込められていた、水分補給のできない環境にいた、などが原因となることが多いです。

熱中症の症状に9割以上の飼い主さんが気付けるというのは大変素晴らしいことです。対処法として涼しい場所に移動させる、もしくは室内を涼しくする、全身や首、脇、後肢の付け根などを冷やすなどが挙げられます。水を飲ませる方が多く、非常に有効な方法ですが、呼びかけへの反応が鈍いような場合は誤飲のおそれがあるので無理に飲ませない方がよいでしょう。

また、動物病院を受診された飼い主さんが4割未満ということですが、初めに書いたように、熱中症は多臓器機能障害を引き起こすおそれがあるため、様子が落ち着いたように見えても臓器がダメージを受けていて翌日急変することもあります。そのため、必ず動物病院を受診し、必要であれば点滴等の治療をしてもらいましょう。

短頭種、幼齢犬、高齢犬、心肺疾患や喉頭の疾患を患っている、太っている、被毛が濃い犬は熱中症のリスクが高まるためよりいっそうの注意が必要です。猫は犬にくらべると熱中症の件数は少ないですが、犬同様の室内環境で過ごさせることが一番の予防になります。早めに対策をして安心で快適な夏を過ごしましょう。

V.アンケート調査実施概要

調査方法 インターネット調査
調査期間 2015年6月5日〜7日
調査エリア 全国(日本国内)
回答者条件@ 犬もしくは猫を飼育している方
回答者条件A 飼育しているペットに熱中症の症状を感じた、心配になったことがある方
有効回答数 855名(男性:60.4%、女性:39.6%)
回答者年齢 20代:20.1%、30代:19.8%、40代:20.1%、50代:19.6%、60代:20.4%
飼育しているペット 犬:49.9%、猫:50.1%

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【当リリースに関するコンテンツ】

アクサダイレクトは、2015年6月にペットとの生き方を一緒に考えるサイト「いぬと暮らす、ねこと暮らす。」をリリースしました。今回の調査結果をもとに、「ペットの便利帳」で熱中症対策についての記事を掲載しています。
http://www.axa-direct.co.jp/pet-ms/detail/432/

【コーポレートサイト】
http://www.axa-direct.co.jp/

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