■EVならではの気になる点
海外事例も踏まえて、加入しやすい適切な保険料を徹底追求!
現在EVは徐々にではありますが増えてきて、それに伴いロードサービスの現場でEV対応を行うことが増えてます。また、EVへ参入するメーカーも増えているため、今後近い将来EVはさらに普及する見通しです。
そのためにさまざまなチャレンジが進んでいます。ロードサービスの分野ではEVを適切に修理するための電圧講習をスタッフが必ず受講するようになっていますし、電気が不足してしまった(「電欠」というそうです!ガス欠の電気版ですね)EVに効率よく給電するための調査・研究が行われています。またEVを修理することができる修理工場のネットワークを構築も必要となってきます。
保険本来の意義である「交通事故のすべての被害者を救済する」ことを実現するために、EVドライバーの皆さんがためらいなく加入できる仕組みや適切な保険料設定が必要です。EVの普及が先行している海外での保険適用事例も参考になります。
たとえば、香港ではEVドライバーの自宅駐車場での事故が多く見られました。新車で購入して、納車後すぐにぶつけてしまうケースも見られます。みなさん慎重に運転しているはずですが、EVはガソリン車よりアクセルの反応が良く、思った以上に加速してぶつかってしまうようです。このようなEVならではの特性も含め、ドライバーのみなさんに安全に運転していただくための情報を発信していくことが必要となってきます。