2017/08/17

猫を飼うために必要な費用は?生涯飼育にかかる費用を考えてみる

2017/08/17

White cat lies on woman's knees

 愛くるしい仕草で私たちを癒やしてくれる猫。「いずれは自宅で猫を飼いたい!」と考えている方は多いと思いますが、猫を飼育するのに必要な費用についてご存知でしょうか?
 「思い切って飼い始めてみたけれど、予想外にお金がかかってしまい、これ以上飼えない……」となる前に、東京都福祉保健局が調査したデータを元に、猫の生涯飼育にかかる費用について考えてみましょう。

出典
「東京都における犬及び猫の飼育実態調査概要(平成23年度)」東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/aigo/horeishiryou/siryou.files/23tyousa_gaiyou.pdf

 猫を飼育する初期費用については「【猫を飼う前に必読!】準備のポイントと気になる初期費用」もあわせてご覧ください。

猫の「餌代」は年間1〜3万円未満が36.6%

月齢や体調に合わせて、餌を変更する必要があります。

月齢や体調に合わせて、餌を変更する必要があります。

 まずは、毎日の餌代。猫の好みや月齢、体調に合わせて飼い主さんがそれぞれ選んでいます。最近は厳選された食材を使った「プレミアムフード」なども市販されています。

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 一番多いのは「1〜3万円未満」で36.6%。次いで「3〜6万円未満」が21.7%、「6〜10万円未満」20.6%と続きます。中には、50万円以上の方が0.6%!人間以上に高価な食事をもらっている猫もいるようですね。

 猫の餌については「猫の餌って何がいいの?適切な食事の回数、選び方から与え方まで」もあわせてご覧ください。

猫の「医療費」は年間1〜3万円未満が28.0%

人間のように公的な保険制度のないペットの医療費は、高額になることも多々あります。

人間のように公的な保険制度のないペットの医療費は、高額になることも多々あります。

 次に気になるのが、猫の医療費。持病やケガ、皮膚疾患など、人間同様に猫も様々な病気にかかります。最も多い1〜3万円未満が28.0%。次いで3〜6万円が16.0%です。
 治療内容によっては高額になることもあるので、ペット保険に加入するなどの備えが必要ですね。

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 特に病気もなく健康に過ごしていても、年に1回のワクチン接種が推奨されています。ワクチンの種類にもよりますが、一般的に3,000〜7,500円程度かかりますので、準備しておきましょう。

 ワクチン接種の種類や費用については「猫を感染症から守るワクチン接種。種類、費用、副作用のリスクは?」もあわせてご覧ください。

 またワクチン接種と合わせて、定期的な健康診断を受けておくと安心です。5歳未満の猫は年1回、5歳を過ぎたら半年に1回の健診を受けるのが一般的で、費用は1回5,000円程度です。

その他の費用は年間1〜3万円未満が44.0%

トイレシートや猫用のおもちゃなど、様々な費用がかかります。

トイレシートや猫用のおもちゃなど、様々な費用がかかります。

 餌代と医療費以外の「その他の費用」は、1〜3万円が44.0%と半分近くを占めました。

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 その他の費用に含まれるものとしては、トイレ用のシートや砂などの消耗品、おもちゃなどの嗜好品、トリミングやブラシなどのケア用品などが挙げられます。

平均寿命は16.4歳。生涯にかかる費用は?

猫を飼い始める前に、必要な費用が用意できるのか改めて考えてみましょう。

猫を飼い始める前に、必要な費用が用意できるのか改めて考えてみましょう。

 では、猫の平均寿命16.4歳(*)まで飼育した場合、総費用はいくらになるのでしょうか?

出典
*「平成27年(2015年)全国犬猫飼育実態調査」より
http://www.petfood.or.jp/topics/img/160129.pdf

 上記データの最も割合が高い金額帯で、(年間の費用)×(猫の平均寿命)を計算してみると、

 【餌代】 年間の費用(1万円〜3万円)×平均寿命(16.4歳)=16.4万円〜49.2万円
 【医療費】年間の費用(1万円〜3万円)×平均寿命(16.4歳)=16.4万円〜49.2万円
 【その他】年間の費用(1万円〜3万円)×平均寿命(16.4歳)=16.4万円〜49.2万円
 これらを合計すると、生涯にかかる費用は49.2万円〜147.6万円となります。

 この金額はあくまでも平均で、急なケガや病気で高額な医療費がかかることもありますし、高齢になると定期的な投薬や通院が必要になったり、食事を療法食に変更しなければならない可能性もあります。

 「お金はなんとかなるだろう」と安易に考えず、猫の飼育にかかる費用を十分に理解した上で、新しい“家族”を迎え入れてくださいね。

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