2023/05/30
ここは、飼い主さんから評判のペット便利グッズのお店。
ペットのことならなんでも知っているお店のオーナー”サイトーさん”が、意外と知られていないペット保険のことを丁寧にわかりやすく説明します。
登場人物紹介
これまで、保険の考え方、補償範囲、補償タイプ、保険料まで説明しましたが、ペット保険のことご理解いただけましたか? | |
少しずつ分かってきたわ!はじめは、ペット保険は必要ないって思っていたけど、興味がわいてきたし、実際に検討してみようと思ってるの。 | |
良いですね!それでは、これまでお話しした内容をおさらいしてみましょう! |
「貯金は三角、保険は四角」という言葉を覚えていますか? | |
貯金は、時間をかけて右肩上がりに貯まっていくものだから、その形を表すと貯金は三角。保険は治療費が必要になった時、決められた補償額が支払われるものよね。だから、保険は四角! | |
そうです!例えば、貯蓄を始めてすぐにチョコ君が大きな病気やケガをしてしまったら…その時点で必要な治療費が払えるかどうか、わからないですよね。保険の場合は、もしもの事があっても決められた補償額が支払われるので、安心できますよね。
※新規にご加入される際、保険始期日から一定期間の間、補償対象外となる期間(「待機期間」)が設定されている場合があります。保険金の支払条件については、各ペット保険の引受保険会社の約款などをご確認ください。 |
うちのチョコはまだ1歳だから大丈夫と思っていたけど、病気やケガの心配は常にあるものね。 |
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飼い主さん自身が生きていく上でも貯蓄は必要です。そのうえで、ペットの治療に必要な貯金をしていくことは大切ですが、ペットがいつどんな病気になるのか、どんな治療が必要になるのかは、誰にもわかりません。ペット保険は「もしものときのお守り」と考えると良いかもしれませんね。 |
医療は日々進化しています。もちろんペット医療も例外ではなく、高度な医療を行う施設も増えてきました。治療の選択肢が増える分、治療費も高額になる可能性があります。万が一、高額な治療費がかかった場合、まとまったお金を支払うことができる方であれば、今すぐにペット保険に入る必要はないかもしれません。 | |
突然の出費に不安があったり、治療費の問題で治療の選択の幅を狭めずに、できる限りの治療は受けさせたい、と考えるとペット保険は強い味方だけど、もともと貯蓄が十分で突然の出費に備えられているときは違う見方で考えてみても良さそうね。 | |
そのとおりです!ペット保険には獣医師に電話で相談できるサービスや他人に危害を加えてしまったなど賠償責任が生じたときの補償などもありますので、金銭面だけでなく全体のバランスを見て考えてみると、必要か不要かの判断がしやすくなりますよ! |
詳しくは、ペットの治療費は意外と高額?いざという時のためのペット保険の基本[vol.1]をご覧ください。
さて、ユキコさんはチョコ君がどれくらい生きる犬種かご存知ですか? | |
うーん。犬、猫の1歳は人間でいう17歳くらいって教えてもらったから、10年くらいかしら?小型犬って長生きするって聞いたことはあるけど、具体的に何年くらいかは分からないわ…。 |
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ミニチュア・ダックスフンドの寿命は13〜16歳前後といわれています。もちろん個体差があるので、もっと長生きすることもあります。特に犬は、品種ごとで平均寿命やかかりやすい病気、ケガが変わってきますよ。 | |
前に、ミニチュア・ダックスフンドは、外耳炎や椎間板ヘルニアになりやすいって教えてもらって、治療費の違いにびっくりしたわ。ずっと健康でいてほしいけど、13~16年間は病気やケガのリスクがあるってことね。 |
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たしかに、手術や通院のあるなしや病気ごとでの治療費の違いに驚かれる方はたくさんいますね。どんな病気にかかりやすい品種なのかをしっかりチェックしておくこともペット保険選びのポイントになりそうですね! |
詳しくは、ペット保険は何歳までに加入が必要?|犬・猫 請求件数の多い病気ランキングをご覧ください。
でも、動物病院でかかった費用ってなんでも請求できるわけじゃなく、健康な時に施してもらう処置は、補償の対象にならないことが多いのよね。ペット保険は病気やケガをしたときのためにあると理解したわ。 |
※保険商品によって補償対象は異なりますので、各ペット保険引受保険会社の約款などをご確認ください。
保険会社によって補償範囲が異なりますから、飼っているペットがかかりやすい病気やケガをきちんと把握しておくことが大切です。 |
詳しくは、ペット保険の補償対象をおさらい!避妊や誤飲はカバーできるの?[vol.2]をご覧ください。
ユキコさん、いままでお話しした内容をよく覚えていますね。 | |
だってチョコのためだもの!自然と頭に入るわ。 | |
じゃあ、補償タイプについてはどれだけ覚えていますか? | |
えーと…そうそう!「人間の健康保険に近い定率補償」、「医療保険に近い定額補償」、「損害保険に近い実費補償」って教えてもらったわ。補償タイプが違うと、自己負担する費用も変わってきたわよね。 |
※いずれも補償限度額内での補償となります。補償限度額については各ペット保険の引受保険会社の約款などをご確認ください。
そのとおりです!保険は「もしものときのお守り」。普段から、どれくらい備えておくと安心できるか、それは飼い主さんご自身のライフスタイルに合うものを選ぶことが大切です。 | |
例えば、補償限度額内で常に一定の割合で補償される定率補償だと、治療費の自己負担額はこうなります。 |
※補償内容、保険金の支払い条件については、各ペット保険の引受保険会社の約款等をご確認ください。
※治療内容、治療費は「アクサダイレクトのペット保険」の過去の請求に基づくものです。
詳しくは、ペット保険の種類と補償内容|人間の保険のように選んでみよう![vol.3]をご覧ください。
手厚い補償はもしもの時のことを思うと、とても安心できるけど、補償が手厚ければその分、保険料は上がる傾向にあるのよね?だから、補償内容と保険料のバランスは一番気になるところだわ。 | |
そうですよね。「なにをどこまで補償してくれるのか」という補償内容、そしてペットの品種や年齢、特約をセットするか否かでも、保険料は変わります。 |
例えば、手術・入院に加え身近な通院まで補償範囲に含まれている手厚いものもあれば、大きな病気やケガの備えとして、手術・入院のみ補償されるものもあったわ。保険料にも結構差があったわよね。 |
※上記保険料は、「犬、ミニチュア・ダックスフンド、1歳、補償割合50%(定率補償)」を算出条件として、a社、b社のホームページで調べたもので、各商品の補償範囲や自動付帯される特約などは同一とは限りません。(2022年12月1日現在、当社調べ)
また、同じ保険会社でも、定率補償タイプであれば、その補償割合によって保険料は変わりましたよね。 |
※上記保険料は「犬、ミニチュア・ダックスフンド、1歳、補償割合50%及び70%(定率補償)」を算出条件として、b社のホームページで調べたものです。(2022年12月1日現在、当社調べ)
あとは、ペットの品種や新規加入時のペットの年齢によっても保険料は違いました。 |
※この保険料は「犬、ミニチュア・ダックスフンド、補償割合50%(定率補償)」を算出条件として、各保険会社のホームページで調べたもので、各商品の補償範囲や自動付帯される特約などは同一とは限りません。(2022年12月1日現在、当社調べ)
そうだったわね。保険料の安さばかりに注目せず、補償割合や年齢ごとの保険料の推移なんかも考慮しなきゃね。 |
詳しくは、ペット保険の保険料を決める要素|品種での制限は?高齢でも入れるの?[vol.4]をご覧ください。
たくさんお話してきましたが、ペット保険を選ぶうえで必要な知識がそろってきましたね! | |
はい!でも、私にもチョコにもあってるペット保険の選び方って、まだ具体的には定まってない気もするわ…。 |
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ペット保険といっても、保険会社がたくさんあって、保険商品やプランも多く迷ってしまいますよね。そんな時は、とにかく優先したい項目を絞って比較してみてもいいかもしれません。例えば、「治療費の自己負担額を減らしたい」と思ったら、補償割合の高い保険や、免責金額などを中心に比較してみて、絞れてきたら保険料や補償範囲など他の項目もチェックしてみるといった感じでしょうか。 | |
保険料は気になるけど、補償範囲も大事だし、一度自分の中でも何を優先したいのか考えてみようと思います! |
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そうですね!加入に年齢制限のある保険や、加入前に病気になると保険では補償されない場合もあるので、悩み続けているうちにチョコ君がどこの保険にも入れなくなってしまった、なんてことにならないようにしてくださいね。 |
詳しくは、ペット保険の選び方|メリットと注意すべきポイントを紹介をご覧ください。
ざっとおさらいしましたが、保険の考え方、補償範囲、補償タイプ、保険料の4つのポイントがしっかりと分かっているユキコさんなら、ユキコさんご自身、そして、チョコ君にぴったりのペット保険を見つけられそうですね。 | |
サイトーさんのおかげよ!ありがとう! |
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