2017/10/03

自宅でできる!愛犬のシャンプーとお風呂 頻度とコツ

2017/10/03

自宅でできる!愛犬のシャンプーとお風呂 頻度とコツ

 お散歩で外出が多い犬。外で楽しそうに遊びまわる愛犬が可愛くてうれしい反面、汚れやニオイ等の、衛生面が飼い主さんは気になりますよね。犬は定期的に洗ってあげないと、嫌な臭いがするようになったり、体にノミやダニのトラブルが起きてしまったりすることがあります。愛犬といつも清潔・快適に過ごせるように、サロンでのシャンプー以外にも自宅で出来るシャンプーの仕方やお風呂に入れる時のコツを押さえておきましょう。

ホームケアでのシャンプーとお風呂のコツは?

 シャンプー剤を使っての「シャンプー」と、しっかりとお湯をため、入浴することで汚れを落とす「お風呂」。それぞれの特徴と、実際に自宅で行う時のポイントを見ていきます。

【シャンプー】
 すっきり汚れも落ち、臭いも気にならなくなる「シャンプー」。ホームケアで行う場合も、犬のシャンプーの頻度は月に1~2回が望ましいです。シャンプーのしすぎは必要な皮脂を落としてしまい、犬の皮膚には良くありません。犬の皮膚は人の皮膚の20~30%ほどの厚さしかなく、非常にデリケートなのです。

 またシャンプーの最中は、皮膚への摩擦にも気をつけて洗ってあげましょう。

 シャンプーの手順は、まず足先からゆっくりシャワーをかけて全身を濡らし、犬専用のシャンプー剤を泡立て、優しく体をマッサージするように洗ってあげると良いです。人間と同じシャンプーは犬の皮膚には刺激が強いので、絶対に使わないようにしましょう。

 すすぎも念入りに行うのが大切です。37℃くらいのぬるめに設定したお湯で、顔~体と高い位置から下にかけてシャンプーを洗い流してあげましょう。
 すすぎ残しのないよう、気を付け、最後に足の裏まで洗い流すのも忘れないでくださいね。

【お風呂】
 バスタブなどにお湯をため、首まで浸からせる「お風呂」。シャンプーと違って皮膚への刺激も少ないので、お風呂は毎日入ってもOKです。お湯にしっかり浸かることで、散歩などで表面についた汚れが落ちるので、常に体を清潔に保つための散歩後の習慣にしても良いでしょう。ポイントとしては、入浴前は必ずブラッシングを行い、汚れを落ちやすくさせておくこと。毛がからまったまま入浴させると、汚れが落ちにくくなるので要注意です。

 バスタブは人と同じものは出来れば避け、成犬はペット専用のバスタブを用意しましょう。チワワやトイプードルなどの小型犬や子犬の場合は小さな洗面器などで代用しても大丈夫です。

 入浴時に気をつけたいのがお湯の温度。人間が気持ちいいと思うお風呂のお湯の温度は、犬にとっては熱湯です。37℃前後になるよう温度を測ってから入浴させましょう。また、長風呂もNG。入浴中は常に犬の様子を見て、呼吸が速くなるようであればすぐ出すようにしてくださいね。

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お家でも気持ち良くシャンプーしてあげましょう!

シャンプーやお風呂から出たあとのケア

 シャンプーや、お風呂から出たあとのケアも、とても大事です。正しい手順を確認しましょう。

  1. 体にタオルを当てて強く擦らないように水を吸い取る

    犬は体温調節が苦手な動物であるため、濡れたままの状態でいると体温がどんどん奪われてしまう恐れがあります。洗ったあとはすぐに優しくタオルドライしましょう!

  2. ドライヤーをかけてあげる

    早く乾かしたいからといって熱風を直接当てるのはNGです。
    飼い主さんの手に一度風を当てて直接熱風が犬に当たるのを避け、時間をかけて優しく乾かすことがポイントです。
    出来るなら、ドライヤーから出る風の温度も低めに調節してあげましょう。

  3. 褒めてあげる

    お風呂好きな犬もいれば、お風呂が苦手でストレスになる犬もいます。
    ドライヤーまで終わった後は「よく頑張ったね」と褒めてあげたり、お気に入りのおやつをあげたりしても良いでしょう。

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風邪を引かないよう、すぐに乾かしてくださいね。

シャンプーやお風呂、嫌いな場合はどうすれば良い?

 室内飼いの場合は特に、シャンプーやお風呂嫌いだと体臭なども気になるので飼い主さんは困ってしまいますよね。
 シャンプー、お風呂嫌いを克服する方法を知っておきましょう。

  1. 子犬のころからお風呂に入れて、水に慣れさせる

    子犬のころからお風呂に入れて、水に慣れさせてあげることが大事です。
    本能的に水が嫌いな犬もいますが、子犬のころから「水は怖くない」「お風呂は気持ちいいものだ」と思ってもらえるように、シャワーの音を小さくしたり(水の音で嫌になってしまう犬もいます)、顔は水をかけず濡れタオルで拭くなど工夫して、優しく入れてあげましょう。

  2. 「お風呂場は楽しい場所だ」と犬に思わせる

    無理にお風呂場へ連れて行ってシャンプーをしてしまうと、犬はお風呂場が怖い場所だと認識してしまいます。嫌がる場合は絶対に無理強いせず、水遊びをして水に慣れさせるなどして、まず水への抵抗を無くすところから始めましょう。

  3. ごほうびをあげる

    これも「お風呂は楽しい」と犬に思わせるのに有効な方法のひとつです。お風呂の後に美味しいおやつをあげるなど、愛犬が喜ぶように工夫してみましょう。毎日のお散歩→お風呂→ごほうびにおやつをあげる、という流れを習慣化させ、毎日愛犬が楽しんでお風呂まで済ませてくれるようになれば、飼い主さんもとっても楽ですよね。

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愛犬にはお風呂を楽しんでもらいたいですね♪

 犬と一緒に暮らしていくのには欠かせない「お風呂」。外に出る機会が多い犬を清潔に保つことは、飼い主さんの役目です。正しい知識を持って、愛犬を清潔にし、健やかな毎日を過ごしたいですね。

運営・監修 「いぬと暮らす、ねこと暮らす。」編集部

動物病院勤務の経験がある獣医師、アクサダイレクトのペット保険業務に携わる犬好き・猫好きの在籍する編集部です。ペットとの暮らしに役立つ情報から、犬や猫に関する健康・しつけなどの大切な知識、しぐさからわかるおもしろ豆知識など、専門的な視点から幅広く情報をお届けします。

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