
2017/11/02
発情期で家出をしてしまった、災害時にはぐれてしまった、旅行先で迷子になってしまった……。そんな万が一に備えて、「マイクロチップ」を装着しておけば、ペットが保健所等で保護されたときに、スムーズに飼い主さんと連絡が取れます。
今回は、ペット用マイクロチップにかかる費用についてご紹介します。
環境省では、ペットの遺棄防止や迷子ペットの身元確認のために、「マイクロチップ」埋め込み義務化に向けて検討が重ねられています。
マイクロチップには、15桁の数字が記録されています。その数字と、あらかじめデータベースに登録されている飼い主さんの情報とを照合することで、ペットの身元を識別することができます。
【参照】
環境省自然環境局「動物の愛護と適正な管理」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/chip.html
マイクロチップが装着されていれば、ペットが保護された時に飼い主さんに連絡することができます。
マイクロチップについて詳しくは、「【迷子猫・迷子犬対策】マイクロチップ装着のメリットと費用」もあわせてご覧ください。
マイクロチップの装着にかかる費用は、大きく分けて二つです。
一つ目は、動物病院に支払うマイクロチップ自体とその装着にかかる費用。そして二つ目は、データベース登録費用です。
装着は短時間で終わり、ほとんど痛みを感じません。
【参照】
公益社団法人 日本獣医師会「マイクロチップを用いた動物の個体識別」
http://nichiju.lin.gr.jp/aigo/index.html
マイクロチップ専用の「リーダー」は自治体や保健所、動物病院などに備えられています。
実施期限や頭数制限、装着を行う病院に指定がある場合がありますので、自治体のウェブサイトや窓口でご確認の上、お問合わせください。
民間の保険会社による「ペット保険」は、マイクロチップを装着していると保険料の一部が割引になることがあります。
アクサダイレクトのペット保険には、「マイクロチップ装着特約」があります。マイクロチップを装着したら、ペット保険のプランを見直してみましょう。
動物病院勤務の経験がある獣医師、アクサダイレクトのペット保険業務に携わる犬好き・猫好きの在籍する編集部です。ペットとの暮らしに役立つ情報から、犬や猫に関する健康・しつけなどの大切な知識、しぐさからわかるおもしろ豆知識など、専門的な視点から幅広く情報をお届けします。