2023/01/19
ここは、飼い主さんから評判のペット便利グッズのお店。
ペットのことならなんでも知っているお店のオーナー”サイトーさん”が、意外と知られていないペット保険のことを丁寧にわかりやすく説明します。
登場人物紹介
ペット保険を選ぶポイント…の前に、まずはペットの病気やケガ、それによる治療費について理解しておきましょう。 | |
そうね。わたしなんて、このまえチョコが外耳炎になって、ようやく病気について意識するようになったぐらいだもの。まだまだ分からないことだらけだわ。 | |
まずは、チョコ君やミーちゃんがかかりやすいと言われている病気やケガを参考にしながら、説明しますね。最初は、チョコ君も実際にかかってしまった外耳炎と、椎間板ヘルニアを例にしてみましょう。 |
※治療内容、治療費は「アクサダイレクトのペット保険」の過去の請求に基づくものです。傷病名が同一であっても、病状や動物病院ごとで治療内容、治療費は異なります。
ち、治療費がケタ違い…! | |
ちょっと極端な例を出したので、そう見えますが、注目してもらいたいのは治療内容なんです。 | |
治療内容…? | |
外耳炎の場合、何回か通院して処置をしてもらい、お薬をもらうことが主な治療内容ですが、椎間板ヘルニアだと治療内容だけでも多いのに、さらに、入院の必要もあります。 | |
じゃあ、この治療費の差は治療内容の多さや入院の有無、ということ? | |
そのとおり!次に、猫の場合、泌尿器系の病気が多いと言われていますので、膀胱結石と腎障害の例をご覧ください。 |
※治療内容、治療費は「アクサダイレクトのペット保険」の過去の請求に基づくものです。傷病名が同一であっても、病状や動物病院ごとで治療内容、治療費は異なります。
腎障害は、通院回数が多いのね。 | |
膀胱結石は検査や手術が必要になりますが、一度手術すれば通院の回数は少なく済んでしまうことが多いんです。しかし、腎障害の場合、手術は不要でも、何度も通院して、点滴や血液検査をする必要があります。 | |
手術はなくても、何度も通院したら治療費の負担は大きくなる、ということね! | |
はい。通院1回分の治療費は少なくても、積み重なると何十万円かかってしまった、ということもあります。チョコ君がかかった外耳炎も、症状によっては、通院回数やお薬がもっと増えてしまうこともありますよ。 | |
犬も猫も、病気やケガによって、治療費がすごくかかってしまうものとそうでないものがあるのね。 | |
そのとおりです! |
さて、ペット保険を選ぶポイントですが、補償の範囲を知ることがまず挙げられます。 | |
ペット保険は病気やケガ、治療内容によって補償対象にならないものもあります。自分が飼っているペットがかかりやすい病気などを調べて、このペット保険はどこまでフォローしてくれるのか、という点を確認することが大切ですよ。 | |
そうなのね。健康診断や去勢・避妊手術は病気ではないけれど、補償対象になるかしら? | |
各引受保険会社で補償内容が異なります。ちなみに、これはある保険会社の主な補償範囲の一例です。 |
※保険商品によって補償対象は異なりますので、各ペット保険引受保険会社の約款などをご確認ください。
へぇ、この保険会社の場合、ワクチン接種や健康診断、去勢・避妊手術は補償対象外なのね。病気やケガの頻度より、ワクチン接種のほうが多いだろうから、補償対象だと助かるんだけどなぁ… | |
ワクチン接種や健康診断は、病気の”予防”としての意味合いが強く、基本的には「健康体」に対して、施すものですから、なかなか補償対象にはなりにくいようですよ。 | |
ふーん…あ!じゃあ、間違っておもちゃを飲み込んじゃった場合は!? | |
誤飲ですか? | |
そうそう!うちのチョコったら、この前、空気が抜けたゴムボールを口に入れちゃったのよ!まぁそんなものをそばに置いてたわたしが悪いんだけど、その時は、飲み込もうとする前にわたしが吐き出させたから、大事には至らなかったんだけどね。 | |
ペットの誤飲は、よく聞きますね。 | |
でしょ!?これも病気ではないし、かと言って、ケガって感じでもないじゃない?でも、飲み込んでしまったら、わたしじゃ取り出してあげられないし、病院に連れて行くわ。ペット保険で補償してくれるかしら? | |
保険会社によって異なりますが、補償対象としているところもありますよ。 | |
そうなのね! | |
人間の保険と同じように、ペット保険も商品によって補償範囲が異なりますから、補償範囲はペット保険を選ぶポイントのひとつになるというわけです。 | |
なんだか、少しずつわかってきたような気がするわ。 | |
次回は、いよいよ実際の「補償タイプ」について説明します。 |
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