2019/04/25
休日に愛犬と外で遊ぶとなると、広い公園は重宝しますよね。お気に入りの公園で思いきり遊ぶのも楽しみの1つですが、新しい体験を味わいたい飼い主さんは、「ペットキャンプ」に挑戦してみてはいかがですか?準備やマナーを覚えていけば、愛犬と一緒でも心配はいりません。今回は、愛犬とキャンプに行くための持ち物から楽しみ方まで、初めての方が安心して出かけられるポイントをご紹介します。
キャンプ初心者の方は、何を持っていけば良いかわからず不安だったり、本当に楽しめるのかと疑問を持ったりする方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ポイントを理解し、準備や下調べをしっかりすれば、初心者でもペットキャンプの様々な魅力を感じることができるでしょう。
例えば、日常生活とは違う環境に行くことで、愛犬の新たな一面に出会えたという方も多いようです。初めての体験は愛犬との信頼関係をさらに深めていくきっかけになります。愛犬が広大な自然の中を思い切り走り回る姿などは、普段は見られない貴重なシーンとなるはずです。
カヌーや温泉に一緒に入れる施設もあり、普段の生活では味わえない体験となるでしょう。日常生活で走り回る機会が少ない場合は、愛犬のストレス発散にもなります。慣れてくると、他の利用者の方との出会いや目的に合わせてキャンプ場を選んでみるなど、楽しみはさらに広がります。
多くの魅力があるペットキャンプですが、犬の安全面やマナーなどの知識は、しっかりと蓄えておく必要があります。キャンプに慣れていない飼い主さんは、実際に出かける前にポイントを押さえておきましょう。
まず飼い主さんご自身のために、通常のキャンプ用品を揃えてください。テントや寝袋など、行く施設によっても変わってくるので事前に確認をしましょう。愛犬のために持って行くべきものは犬種や健康状態によっても変わりますが、考え方を覚えて適切なものを持って行きましょう。
普段から食べ慣れているものを持っていきましょう。せっかくキャンプに来たからと食べ物まで変えてしまうケースがよくあります。犬も初めての環境で不安になる場合があるので、食べ慣れたものがあると安心できます。
ちょっとでも飼い主さんが側から離れる時は、リードなどで繋いでおきましょう。いつもと違う環境なので予期せぬことが起こったり、不安から脱走してしまう可能性もあります。また、一緒にテントの中で寝ると愛犬の夜の不安解消になります。
リードの選び方については、過去記事「犬の散歩の必須アイテム!気になる散歩グッズの費用」でもご紹介しています。ぜひご覧ください。
一部の施設では狂犬病や混合ワクチンなどを接種したことが証明できない場合は、入場が制限されることもあります。
聞かれたら提示できるように、証明書の原本またはコピーを持参してください。
以上の3つは忘れずに持って行くと良いでしょう。日常生活とは違う環境によって不安になることを想定すると、愛犬にあったさらに良い準備ができるはずです。
周りの人に迷惑をかけないように過ごすことは、自身にとっても快適に過ごすために重要です。知らずにマナー違反をしてしまわないように、よく確認してから行きましょう。
不安からくる行動で飼い主さんが側から離れた時にずっと無駄吠えをしてしまうことがあります。気づかないうちに周りの方に迷惑をかけてしまうので、出かけるときは、一緒に連れていくようにしましょう。
当たり前ですが、施設内で自由に排泄をすることはできません。ペット同伴の利用者ばかりではないので、排泄物の処理はマナーを守りましょう。
各施設の固有のルールがあります。ペット入場不可のスペースもあるので、前もって調べていきましょう。
周辺環境によって、誤飲や病気などにかかってしまう可能性があります。周囲のゴミ掃除や事前対策で防ぎましょう。季節によって熱中症や低体温症の可能性があるので、気をつけてください。
他の利用者の方の迷惑にならないようにマナーを覚えていくことや、犬の安全を守るための注意点をあらかじめ知っておくことで楽しく遊べます。
キャンプ場選びにもちょっとしたコツがあります。どこの施設を選択するかは快適に過ごす上でとても重要です。場内ルールなどに目を通すことで、より楽しめるところを選ぶと良いでしょう。犬同伴でも安心して行ける施設の判別の仕方と初めての方におすすめの施設をご紹介します。
まずは、そもそもペット入場が可能な施設なのかを確かめておく必要があります。ペット入場ができない施設もあるため要注意です。
またペットOKの施設でも、様々なルールがあります。厳しいところだと、場内お散歩禁止という施設もあるので、こちらもよく調べてから行くと良いでしょう。
最もおすすめなのは、「ペット歓迎」の施設です。ペット歓迎とうたっている施設では、ペット専用の施設やアトラクションがあったり、他の利用者の方もペット同伴の方が多いので安心して利用することができます。
中でも「ドッグフリーサイト」があれば、エリアが柵で囲まれているため、ノーリードでも愛犬を自由に遊ばせることができます。
愛犬を連れて行きたい地域や目的は様々でも、選ぶ基準を把握していることが重要です。キャンプ中に出会った仲間に良かった施設を聞いてみるのも、1つの方法です。最高の思い出を作れる場所を探してみてくださいね。
近年では、愛犬とキャンプに行く方が増えてきています。ただし、十分な知識や準備が足りないと、周囲に迷惑をかけるだけでなく、愛犬の病気につながってしまうケースもあります。ポイントをしっかり抑え、愛犬との休日を過ごしたいですね。
動物病院勤務の経験がある獣医師、アクサダイレクトのペット保険業務に携わる犬好き・猫好きの在籍する編集部です。ペットとの暮らしに役立つ情報から、犬や猫に関する健康・しつけなどの大切な知識、しぐさからわかるおもしろ豆知識など、専門的な視点から幅広く情報をお届けします。