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アチチ!な夏の車内を速効で涼しくする8つの小技

vol.5 アチチ!な夏の車内を速効で涼しくする8つの小技

車移動のメリットの一つは、屋根がついていてエアコンもバッチリ効いているから寒さや暑さに左右されないこと。だったはずですが、夏場はそう簡単にいかないのが辛いところ。日差しに熱せられた車のドアでバタバタ車内を扇いでなんとか乗車し、走り出してからも熱気が抜けず「暑い暑い」とぼやくことに。
JAFが行ったテストによると、最高外気温が23.3度の心地良い春先でも停車中の車内温度は48度、ダッシュボード付近は70.8度まで上昇しました。車内の熱気によって熱中症を起こしたり、スマートフォンが壊れたりといった事故も後を絶ちません。
でも、サンシェードを使用するなど、ちょっとした対策を講じることで停車中の車内温度の上昇を緩やかにしたり、素早く冷やすことができます。30度を超える日が続く夏場は特に温度対策に力を入れて、人も車も快適に過ごしてみませんか。もちろん適度な水分補給もお忘れ無く。
*対策を講じても子どもやペットの車内留守番は短時間でも危険です。また、爆発の危険があるスプレー缶やガスライターの放置は厳禁です。

車を停めたら…熱が籠もらないようにする

4つの対応策

  1. サンシェードを設置
    熱気対策の筆頭はフロントガラスやリアガラスにセットするサンシェード。カーショップの他、100円均一、300円均一ショップでも購入できてコスパは抜群です。小さくたためるタイプやオシャレなデザイン、車種ごとのピッタリサイズなど種類も豊富! さらにサイドガラス用のサンシェードも加えれば完璧です。取り付けは静電気や吸盤でワンタッチ。
    *運転席・助手席のサイドガラスへの走行中のサンシェード装着は法令違反です。メッシュタイプであっても駐車時の日よけとしてご利用ください。

  2. 窓を少し開けておく
    駐車中の窓を3センチほど開けておくと車内に熱気が籠もりにくくなります。防犯面との兼ね合いもありますが、簡単な一手間で温度を下げる効果は抜群です。JAFのテストによると閉めきった車内の最高温度が53度に達する炎天下でも、窓を3センチ開けておくだけで最高温度45度まで下がりました。

  3. 断熱フィルムを貼る
    熱線や紫外線をカットするフィルムをガラスに貼るのもオススメ。カーフィルムといっても、色の付いたスモークばかりではなく透明タイプも種類が豊富。日焼け対策ができて走行中のエアコン効率も良くなるなど嬉しいポイントがいっぱいです。ディーラーやカーショップ、自動車整備工場等に依頼するとキレイに仕上がりますが、コスト重視なら自分で施工に挑戦するのもアリ。ただし「1枚モノのフィルム」をガラスに合わせてカットするのは難易度が高めです。不慣れな方は「カット済みフィルム」の張り直しが効くタイプをネット通販等で手に入れるのがベター。

  4. ソーラー扇風機で空気を循環
    車内扇風機で空気を循環させるなら、電源不要のソーラータイプが最適。エンジンを切った停車中でも、太陽光さえあればOKです。

暑くなってしまったら…車を冷やす

4つの対応策

  1. ドアの開け閉めで熱気を追い出す
    ドアをパタパタ開閉して風を通し、熱気を追い出します。エアコンを掛けつつ、バックドアも全開に。

  2. ボディに水を掛ける
    バケツやホースで水を掛けてカンカンに熱されたボディを冷やします。出先だったらペットボトルの水でもOK。ダッシュボードを濡らしたタオルで拭く。
    車内温度コントロールの鍵になるのが、真夏日には80度近くまで温度が上がってしまうダッシュボード。濡れタオルでササッと拭くと一気に温度が下がります。キレイになって一石二鳥!

  3. リモコン式のエンジンスターターで事前にエアコンをON
    離れた場所からエンジンをかけることができるリモートエンジンスターターを設置すれば、乗車前にエアコンで車内を冷やしておくことができます。単純にエンジンを掛けるだけではなく、リモコン側で車の状況を把握できる「双方向タイプ」が便利です。「スマートフォンと連動する」「10キロメートル以上離れていても作動する」「車内温度を確認できる」など便利な機能がいっぱい。自分で取り付ける事もできますが、車種との適合確認や配線作業が必要になるため、ディーラーや整備工場にお任せする方が確実です。
    *一部地域では、停車中にむやみにエンジンを稼働させると条例に触れる場合があります。
    *心臓ペースメーカー等に影響を及ぼす場合があります。

  4. 窓を開けて走り出す
    ある程度温度が下がったら走り出してしまうのが一番おすすめです。JAFによると「窓全開+エアコン外気導入」で走り出し、熱気を追い出したら「窓を閉める+エアコン内気循環」で冷やすのが効率的。車内温度55度の状態で走り出し、5分後には28度まで下がります。

まとめ

通常はサンシェードや窓開けで温度の上昇を押さえつつ、よほど暑いときは濡れタオルや水を掛けて冷やし、ある程度温度が下がったら窓を開けて走り出す…といったように、状況に応じて組み合わせると効率がよさそうです。

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