企業情報

保険金支払審査会の
実施状況 2022年度

当社では、保険金支払の適切性を確保するために、社外の弁護士を含めた委員により構成される保険金支払審査会を設けております。
保険金支払審査会は、当社が保険金支払いの対象外とした判断の妥当性を審査しております。
審査対象は約款免責・告知義務違反などの理由により、保険金支払に該当しないと判断した事案のうち、お客さまより不服のお申し出がなされた事案となります。
審査は原則として毎月1回開催され、結果については文書等でご連絡させて頂きます。
2022年度(2022年4月~2023年3月)において保険金支払審査会を4回開催し、以下5件の審議を行いました。

2022年度(2022年4月~2023年3月期)

自動車保険

補償項目 判断のポイント 事案概要と審議結果
搭乗者傷害保険
自損事故保険
事故と受傷の因果関係について 停車中、落とし物を拾おうと右手を伸ばしたところバイクが急発進して受傷したとして保険金の請求をいただきました。
ご申告いただいた内容を総合的に判断した結果、本件事故と受傷との相当因果関係が認められず、本件保険金の不払い判断を適切と決議いたしました。
人身傷害補償特約 事故と受傷の因果関係について 停車中に逆突され受傷したとしてて保険金の請求をいただきました。
ご申告いただいた内容を総合的に判断した結果、今後相手方への訴えの提起を見据えるというご契約者様のご意向等を考慮し、当会では判断を確定させず、一旦、ご契約者様にて請求を取り下げの上、相手方へご請求いただくのが最善であるという決議に至りました。
ファミリーバイク特約 原動機付自転車の所有や使用、管理は業務のためか否か。 原動機付自転車で直進中、対向の歩行者の所有物を破損したとして、保険金の請求をいただきました。
ご申告いただいた内容を総合的に判断した結果、原動機付自転車に関する「賠償損害」補償特約第5条3項「原動機付自転車の修理、保管、給油、洗車、売買、陸送、賃貸等原動機付自転車を取り扱う業務のために、所有、使用または管理する原動機付自転車について生じた事故」に該当し、保険金の不払判断は適切であると決議いたしました。
人身傷害補償特約 受傷は自動車の運行に起因するか否か 駐車場で車両から降りる際に転倒し受傷したとして、保険金の請求をいただきました。
ご申告いただいた内容を総合的に判断した結果、本件受傷は車両が本来的に有する危険が顕在化して発生したものではないとして、本件事故と受傷との相当因果関係が認められず、本件保険金の不払い判断を適切と決議いたしました。

傷害保険

補償項目 判断のポイント 事案概要と審議結果
普通傷害保険 傷害保険普通保険約款第2条第1項に規定する「急激かつ偶然な外来の事故」に該当するか 作業により腰を痛めたとして保険金の請求をいただきました。
ご申告いただいた内容を総合的に判断した結果、傷害保険普通保険約款第2条1項に記載される傷害の3要件である、「急激かつ偶然な外来の事故」による傷病とは認められず、保険金の不払判断を適切と決議いたしました。