ラガマフィンってどんな猫？性格と特徴
更新日：2023年12月21日
ラガマフィンの特徴
容姿
多彩な毛色や柄が最大の魅力
ラグドールから生まれた猫種のため長い毛に覆われていますが、最大体重は8kgぐらいにもなる大型の猫です。体つきも長毛のためわかりにくいですが、筋肉質でしっかりとしています。毛色や模様もラグドールに準じたもので、青、茶、クリームなど多彩。柄も単色に加えて、バイカラーと呼ばれる2色や縞模様などがあり、血統上ではとくに規定はありません。また目は卵型で大きく、釣り上がり気味で、キリッとしています。瞳の色も、体毛同様にとても多彩です。それぞれのラガマフィンが異なった外見をしているのも、魅力のひとつとなっています。
歴史
ユニークな名前の由来
1960年頃にペルシャと他の猫種を掛け合わせて誕生したのがラグドールです。しかし、ラグドールの繁殖体制に問題が生じたために、1990年頃にラグドールにペルシャやヒマラヤン、メインクーンなどを掛け合わせて生み出されたのが、ラガマフィンとされています。ラガマフィンとは、「いたずらっ子」や「ボロをまとった人」という意味ですが、もともと冗談で付けられたもの。正式な名前に変更しようとしたところ、変更が許されなかったために、そのままラガマフィンとなり、現在に至っています。
お手入れ
快適な環境でストレスフリー
長毛のため、毛が絡みやすく、マメなブラッシングが必要です。引っかかった場合でも、無理に引っ張るなどはご法度です。また、ブラッシングすることで毛玉の飲み込み防止にもなります。ラガマフィンは、他の猫種よりも寿命が短めとされているため、快適な状態をキープしてストレスを減らしてあげるなど、体調管理も大切です。
ラガマフィンの性格
遊び好きで、いたずら好き
とても人懐っこく、言うこともしっかりと守るので、しつけもとても楽です。環境への対応力も高く、多頭飼いも問題ありません。遊び好きですが、活発というほどではなく、おもちゃなどで遊ぶのを好みます。またその名前の由来からもわかるように、いたずら好きなので、注意が必要です。
ラガマフィンのかかりやすい病気・ケガ
肥大型心筋症
心筋が肥大するような物理的な原因がないにも関わらず、心筋が肥大する疾患で、特に左心室の心筋が肥大します。心筋の肥大により、拡張障害を起こし、全身に送られる血液量も少なくなります。他の心筋症に比べ、動脈血栓症（血栓が動脈に詰まる疾患）の発生が多いことも知られています。
かかりやすい病気・ケガの監修
三宅 亜希先生
日本で唯一の会員制電話どうぶつ病院「アニクリ24」院長。都内の動物病院にて小動物臨床に従事したのち現職。繊細なコミュニケーション力を生かし、小動物医療の現場で毎日寄せられている様々な相談に応じている。
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