エジプシャンマウってどんな猫?性格と特徴
更新日:2023年12月21日
エジプシャンマウの特徴
容姿
スマートでオリエンタルな雰囲気
頭は小さく、体つきは筋肉質でとてもスマート。模様はスポットと呼ばれる独特な縞模様をしているのが特徴です。容姿のなかでも印象的なのが、黒い縁取りの入った大きなアーモンドのような瞳で、グースベリーグリーンと呼ばれる透き通った色をしています。長い耳やスラリと長い尻尾など、オリエンタルな雰囲気を醸し出している猫種です。被毛は中ぐらいの長さで、カラーは黒、ブロンズ、シルバーの縞模様となります。体重は4〜5kgぐらいが標準の、小柄な猫です。
歴史
古くからエジプトに生息する固有種
見た目がピラミッドなどの壁画に描かれた猫に似ていることから、ルーツは古代エジプトにあるという説が有力です。エジプシャンマウに似た猫がエジプトで発見され、イタリアで繁殖後、アメリカに持ち込まれました。その後、1960年代に固有の猫種として認められるようになり、猫種の固定化のためにさまざまな努力がなされ、現在に至っています。
お手入れ
ブラッシングで美しい柄をキープ
スポットをきれいに見せるためにはブラッシングが欠かせません。1日に1度程度、優しくブラッシングをし、抜け毛を取り除くことできれいな柄とツヤを維持することができます。また、日に当たりすぎると柄が薄くなることがあるので、夏場はカーテンで遮ってあげるなどの注意が必要です。
エジプシャンマウの性格
遊びを好み、甘えん坊な一面も
人見知りをすることもありますが、古くから人とともに暮らしてきたことからなつきやすく、飼い主さんには甘えたがりな面もあります。活発に動き回ることが多く、遊んであげるととても喜びます。また、高いところを好むので、キャットタワーを置いてあげるのもよいでしょう。
エジプシャンマウのかかりやすい病気・ケガ
遺伝性溶血性貧血(赤血球ピルビン酸キナーゼ欠損症)
ピルビン酸キナーゼという酵素が遺伝的に欠乏することにより、赤血球に異常が起こり、壊れてしまいます。これにより慢性的な貧血を引き起こす可能性があります。異常な赤血球は脾臓で分解されるため、脾臓の腫大もみられます。
かかりやすい病気・ケガの監修
三宅 亜希先生
日本で唯一の会員制電話どうぶつ病院「アニクリ24」院長。都内の動物病院にて小動物臨床に従事したのち現職。繊細なコミュニケーション力を生かし、小動物医療の現場で毎日寄せられている様々な相談に応じている。
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