自動車保険
車両保険の補償内容を知っておこう
(車両事故編)
あて逃げされた場合、自動車保険で補償される?
あて逃げで車に傷がついてしまった場合の補償についてご説明します。
あて逃げによる被害
車同士の接触事故で相手が逃げてしまう場合や、駐車中にぶつけられて傷がついてしまっていたが相手がわからない場合など、あて逃げによる被害はさまざまなケースが考えられます。
上記のような事故では、相手がわからないため損害賠償を求めることができません。そのため、損害に対する費用は被害者が自己負担するか、またはご自身の加入する自動車保険で補償を受けることになります。
すれ違いざまに対向車と接触したが、
相手がそのまま逃げてしまった
駐車中にぶつけられてしまった
が相手がわからない
追い越しの際に接触されたが、
相手がそのまま逃げてしまった
あて逃げされた場合、自動車保険で補償される?
あて逃げによる損害は「車両保険」で補償されます。
一般的に、車両保険は幅広い補償タイプと限定的な補償のみのタイプの2種類があり、どちらであて逃げが補償されるかは保険会社によって異なります。
アクサダイレクトの場合、あて逃げによる損害は「一般車両保険」で補償されます。「『車対車+A』車両保険」に加入している場合、加害者が判明しないケースでは補償されないためご注意ください。
一般車両保険 (フルカバータイプ) |
「車対車+A」車両保険 (スタンダードタイプ) |
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あて逃げによる損害 |
どんなに自分が気を付けていても、事故は完全には防げません。いざというときのために、「一般車両保険」であて逃げ事故に備えましょう。
なお、一般車両保険に関する詳細は自動車保険の車両保険をご覧ください。
損害額と補償金額事例
店舗の駐車場に車を停めている間に、あて逃げの被害にあってしまった。
一般車両保険(フルカバータイプ)、免責金額0万円(1回目)・10万円(2回目以降) |
損害箇所 | フロントバンパー、ボンネット、右ヘッドランプ、右フロントフェンダー |
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修理費 | 30万円 |
保険期間中1回目の事故の場合 | 30万円(修理費30万円 免責金額0万円) |
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保険期間中2回目の事故の場合 | 20万円(修理費30万円 免責金額10万円) |
あて逃げは「一般車両保険(フルカバータイプ)」で補償されますが、免責金額によってお客さまの自己負担額が変わってきます。
あて逃げされた際の対処法・解決の流れ
もしあて逃げされてしまった場合は、以下の流れに沿って解決しましょう。
- 警察へ通報する
警察への通報を行い、あて逃げの状況を説明しましょう。
加えて、駐車場など防犯カメラが設置されている場所で被害にあった場合は、その旨を警察に伝えて映像を開示してもらいましょう。 - ナンバープレートや車種などの証拠を残す
相手方の自動車のナンバープレートや車種、色などの情報を控えておきましょう。
また、可能であれば、ドライブレコーダーやスマートフォンで相手方の映像を保存し警察に提出しましょう。
なお、ドライブレコーダーによっては保存した映像が自動的に上書きされてしまう場合もあるため、被害に気付いた場合はすぐに映像を確認・保存してください。 - 保険会社に連絡する
もし加害者が特定できなかった場合でも、保険会社へ連絡しましょう。保険会社に修理費用の見積もりや翌年の保険料を確認してから、車両保険を使うかどうかを判断しても問題ありません。
事故発生から保険金のお支払いまでの流れを確認したい場合は、自動車事故の解決の流れをご覧ください。
等級や事故有係数適用期間への影響
あて逃げで車両保険を利用した場合、翌年度の等級は3等級ダウンし、事故有係数適用期間が3年加算されるため、保険料が高くなります。
そのため、まずはアクサダイレクトに事故の連絡を行い、車両保険を利用して修理を行うべきかご相談ください。
等級制度に関する詳細は、自動車保険のノンフリート等級とは?割増引率の決まり方、保険料への影響を解説をご覧ください。
車両保険のお役立ち情報については、車両保険金額とは?決め方のポイントや金額の目安を解説をご覧ください。
いたずらや落書きによりお車に傷がついたときの補償については、自動車保険の車両保険の補償内容を知っておこう(いたずら編)をご覧ください。
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