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ロードサービスとは?
利用場面や等級への影響、料金について解説

更新日:2024年8月30日

公開日:2018年7月30日

ロードサービスとは?利用場面や等級への影響、料金について解説
Emma

外出時に起こりがちな、車にまつわるさまざまなトラブルに対応してくれるのがロードサービス。
どんな時に使えるのかご存知でしょうか?万一のときに、どういったロードサービスが利用できるのか、一般的なロードサービスのサービス内容から自動車保険会社が提供するロードサービスについて、解説していきます。 

ロードサービスとは?

ロードサービスとは、車の故障やパンク、自動車事故などで自力走行ができなくなった際に、応急処置やレッカー移動などサポートが受けられるサービスです。
「ロードアシスタンス」や「アシスタンスサービス」と呼ばれることもあり、「JAF(日本自動車連盟)」が提供する会員制サービスが有名ですが、他にも自動車保険やクレジットカードに付帯されているロードサービスもあります。

自動車保険のロードサービス

自動車保険に加入すると、ロードサービスも付帯されることが一般的です。自動車保険を契約した「車両」がサービスの対象となります。帰宅費や宿泊費のサポートなどもついていることがあり、車だけでなく人のサポートも充実しているといえます。保険会社ごとでサービスの内容が異なっていたり、付帯に条件がある場合がありますので、加入前に確認しておきましょう。

JAFのロードサービス

会員制のロードサービスで入会費・年会費が発生します。有償会員は無料でほとんどのロードサービスを利用できるようになります。非会員は料金を支払うことで、各サービスを利用できます。会員である「人」がサービスの対象となるため、会員本人が運転または同乗している車であれば、ロードサービスの利用が可能です。

ロードサービスが利用できる事故やトラブルの例

車で遠方まで移動する際、思わぬトラブルが発生することもあります。
例えば、バッテリーが上がってしまったとき、ご自身だけで解決することは大変です。そんなときに役立つのがロードサービスです。ここでは具体的なトラブル例と作業内容をご紹介します。

車が自力走行できなくなってしまったとき

車が自力走行できなくなってしまったとき

車が自力走行できなくなってしまう原因はさまざまです。現場で復旧作業が困難な場合は、保険会社やロードサービスの業者が指定する修理工場や最寄の修理工場などへ、レッカー車を使って移動します。

バッテリーが上がってしまったとき

バッテリーが上がってしまったとき

ライトの消し忘れやエアコンの使い過ぎ、バッテリーの寿命などでバッテリーが上がってしまった場合、ジャンピングやバッテリー交換などの応急作業を行います。
車のバッテリーが上がってしまったら

車内にカギを閉じ込めてしまったとき(インロック)

車内にカギを閉じ込めてしまったとき(インロック)

スペアキーが手元にない場合、車の開錠作業を行います。スマートキーが主流となってきていることからインロックの発生件数は減少傾向にあると言われていますが、それでも人為的なミスやスマートキーの電池切れなどが原因で、ロードサービスの出動件数の上位にランクされるトラブルです。

落輪したとき

落輪したとき

側溝などにタイヤを落としてしまった場合、ジャッキやクレーンなどを使用して引き上げ作業を行います。落輪したタイヤの本数や落差がどの程度なのかにより作業内容が異なります。

タイヤがパンクしたとき

タイヤがパンクしたとき

スペアタイヤがある場合は、スペアタイヤへの交換作業を行います。スペアタイヤがない場合は、応急処置としてパンクの修理を行うか、保険会社やロードサービスの業者が指定する修理工場や最寄の修理工場などへレッカー移動します。

ガス欠のとき

ガス欠のとき

ガス欠の場合、燃料補給作業や燃料の提供を行います。万一、出先でガス欠となってしまった場合には、追突事故など二次災害を防ぐ対処が必要です。車が完全に停止してしまう前に、安全な場所へ移動させましょう。

雪道でスタックしたとき

雪道でスタックしたとき

積雪で身動きが取れない場合、引出し作業を行います。保険会社が提供するロードサービスを利用する場合、スタッドレスタイヤ・タイヤチェーンなどの滑り止めを装着していることが条件となる場合もありますので、雪道を走行する際は事前にきちんと対策しておきましょう。

エンジンオイルや冷却水が不足しているとき

エンジンオイルや冷却水が不足しているとき

エンジンオイルや冷却水不足が原因で自走できなくなってしまった場合、エンジンオイルや冷却水の補充を行います。エンジンオイルや冷却水が不足しているとエンジントラブルの原因になりますので、日々のメンテナンスや点検が大切です。

ここでは代表的なトラブル例と作業内容をご紹介しましたが、提供する会社によってサービスの適用条件や作業内容、限度額などが異なります。詳しくは各社のウェブサイトなどをご確認ください。
アクサダイレクトのロードサービスについては、AXAプレミアムロードサービスをご確認ください。

ロードサービスはどんなポイントで選ぶ?

ロードサービスで自動車保険を比較検討する際に、重要となるポイントについてまとめました。以下のチェックポイントを参考に、各社のロードサービスの内容を確認しましょう。

確認するべき項目 チェックポイント

ロードサービス拠点数

  • 全国にわたって拠点があるかどうか。

    拠点数が多いほど駆け付けが早い可能性が高い。

  • ご自身が車で行動する範囲のどこに拠点があるのか。

応急処置

  • どのような応急処置(バッテリー上がり、キーの閉じ込み、ガス欠、パンク、落輪・脱輪などの対応)が提供されるのか。
  • 燃料補給作業と、提供燃料に条件や制限があるのか。
  • 利用回数に制限があるのか。

レッカーサービス

  • 移動距離に制限はあるのか。

    保険会社の指定修理工場に搬送する場合と、それ以外の修理工場に搬送する場合で距離に違いがあるのか。

車両搬送費用

  • 修理完了車の搬送距離に制限はあるのか。
  • 搬送費用に限度額はあるのか。

車両引取り

  • 修理完了車の引取りの場合、交通費の限度額はあるのか。

宿泊費用

  • 宿泊施設に条件はあるのか。
  • 人数制限はあるのか。
  • 1日の宿泊費に限度額はあるのか。
  • 何泊まで可能か。

帰宅費用

  • 交通費に限度額があるのか。
  • 交通機関は自由に選べるのか。
  • レンタカーを使ってもよいのか。
  • 人数制限はあるのか。

その他

  • ペットについても宿泊費用などのサービスはあるのか。
  • 継続年数によって特典やメリットがあるのか。

上記以外にもサービスがありますので、各社ごとの情報をチェックしましょう。

ロードサービスの利用料金

ロードサービスの利用料金は、会員制のロードサービス、自動車保険などの付帯サービスなど、利用形態によって異なります。

会員制のロードサービスを利用する場合

ほとんどのサービスを無料で利用できます。ただし、会員費がかかります。加入しているロードサービスによっては補償範囲が異なる場合もあるので、詳細は加入しているサービスのウェブサイトなどで確認してみましょう。

参考:JAF(日本自動車連盟)

加入している自動車保険のロードサービスを利用する場合

利用料金や無料で利用できるサービスは、保険会社によって異なります。例えば、レッカー移動を利用する場合、保険会社指定修理工場なら無制限としている保険会社が多い一方、お客様が修理工場を指定する場合の無料移動距離は、各保険会社で異なります。

未加入のロードサービスを利用する場合

自動車保険のロードサービスは保険契約している自動車が対象となる為、未加入の保険会社のサービスは利用できません。
会員制のロードサービスや民間のロードサービス会社に依頼することは可能です。ただし、会員であれば無料で受けれられるサービスが、非会員の場合は優良となるなど、費用が割高となるケースがあります。

ロードサービスの利用方法

会員制のロードサービスや自動車保険のロードサービスを利用する際は、専用の問合わせ窓口に電話します。トラブルの際にすぐに問合せできるように、スマートフォンに電話番号を登録しておくと安心です。
ロードサービスを呼ぶ際は、連絡より先に安全を確保する必要があります。交通量の多い場所や高速道路での待機は危険なため、安全な場所に避難してからご連絡ください。

  1. 1

    トラブル発生

    トラブル発生
    自力走行不能! パンク・バッテリーあがり・オーバーヒート・鍵の閉じこみ など
  2. 2

    受付センターへ連絡

    自動車保険やロードサービスの専門会社が定めているロードサービスの受付センターにご連絡ください。
    状況を確認の上、必要なロードサービスの手配を行います。

  3. 3

    現場での応急処置、またはレッカー移動

    ロードサービスのスタッフが現場に駆けつけ、バッテリーあがりやスペアタイヤの交換など現場での応急作業を行います。現場での復旧作業が困難な場合、レッカー移動します。

  4. 4

    お車・搭乗者へのサポート

    ロードサービスのサービス内容によっては、さまざまなサポートがついています。
    自動車保険のロードサービスでは、出先で修理した場合に修理後の車両を搬送するサービスや帰宅不可能な場合に宿泊費用や帰宅費用を補償するサービスなどがあります。

  5. 5

    ご自宅に帰宅

ロードサービス利用前に知っておきたいこと

自宅でトラブルが発生した場合の対応可否について

自宅で発生した故障やトラブルでも、ロードサービスの依頼は可能です。ただし、その場で修理ができない場合、レッカー車で修理工場などへ移動させるケースもあります。
保険会社やロードサービスの内容によっては、自宅で発生したトラブルに対応していないことがありますので、事前にご確認ください。

利用条件や回数などが異なる

自動車保険のロードサービスでは、サービス内容によっては「1回まで無料」のように無料で利用できる回数が制限されていたり、「積雪路面では、スタッドレスタイヤ・タイヤチェーンなどの滑り止めを装着している場合に限る」など利用条件があります。
保険会社ごとで利用条件や回数制限は異なりますので、事前にご確認ください。

ロードサービスの利用で等級は下がる?

ロードサービスを利用しても等級が下がることはありませんのでご安心ください。
ただし、事故で保険金を請求する場合は、保険の内容によっては等級に影響があります。
例えば、運転中誤って他人の家の塀にぶつかり、車が動かなくなった場合、自分の車を修理工場へ運ぶためにレッカーサービスを利用することができます。一方、他人の家の塀を破損させてしまったことで賠償責任が発生し、修理費用を負担しなければならなくなります。損害を与えた塀の修理費と自分の車の修理費を自動車保険で賄う場合は、対物賠償保険と車両保険の保険金支払いが発生するため、等級が下がることになります。
保険会社によって、ロードサービスの取り扱いが違いますので各社ごとにご確認ください。

ロードサービスについてよくあるご質問

  • 自宅で発生したトラブルにも利用可能?

    多くのロードサービスは、外出先だけでなく自宅での故障やトラブルにも対応しています。例えば、バッテリー上がりやパンクなどは、どんな場所でも起こりうるトラブルです。このようなトラブルが自宅で発生したときでも、ロードサービスを利用できます。
    ただし、保険会社によって自宅の場合は対象外としているサービスもありますので、詳細は各社ごとにご確認ください。

  • ロードサービスの利用回数・場所の制限は?

    自動車保険のロードサービスは、保険期間中であれば利用回数に制限はありません。ただし、サービスの内容によっては、場所や回数の制限がある場合もあります。例えば、出動車両の通行が難しい場所(凍結道路、未除雪道路、海浜、河川敷など)ではサービスの利用ができなかったり、ガス欠による燃料補給は保険期間中に1回のみと制限を設けている場合があります。
    全ての保険会社で統一されているものではありませんので、各保険会社でどのような場合に利用できないかを含め、確認しておくようにしましょう。

  • 自動車保険(任意保険)のロードサービスは無料で付帯される?

    無料でロードサービスが付帯される自動車保険もあります。
    多くの場合、契約したお車に対してロードサービスが自動付帯されます。ただし、自動車保険の特約となっている場合や、車両保険の加入が条件になっているなど、保険会社によってロードサービスの提供条件やサービス内容に違いがありますので、よくご確認ください。

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本ページに掲載の情報は、一般的な情報提供を目的とするものであり、文中で説明している保険の種類や補償内容は当社が提供する保険商品に基づきます。保険会社が提供する保険商品ごとに補償内容は異なります。

記載の情報は2024年8月時点の内容です。

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