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車のエンジンが
かからない原因
(エンストの対処方法)

公開日:2018年6月28日

車のエンジンがかからない原因(エンストの対処方法)
Emma

車の走行中や停車中などに、「突然エンジンが止まった」「エンジンがかからなくなった」というような経験はありませんか。これは、いわゆる「エンスト」という状態です。特に、走行中などにエンストになってしまった場合は重大な事故につながる可能性があります。

ここでは、エンストになってしまった場合にはどうすればよいかご紹介します。

エンストの原因について

エンストは「エンジンストール」の略語で、なんらかのトラブルによりエンジンが止まってしまうことをいいます。エンストを起こしてしまう原因はいくつかありますが、その代表的な例をご紹介します。

燃料切れ(ガス欠)

エンストの原因としてよくあげられるのが燃料切れです。ガソリンメーターを確認し、残量がなければそれは燃料切れによるエンストです。燃料切れは単純な理由ですが、ロードサービスの出動要請の中でも代表的なトラブルといえます。

スパークプラグなどの点火系のトラブル

車が後ろに引かれるようにエンジンが停止した場合や、セルモーターは回るのにエンジンがかからない場合は、点火系のトラブルが考えられます。スパークプラグに燃料が付着し、プラグが湿ることで点火しにくくなることがあります。これを「スパークプラグかぶり」といいます。

燃料ポンプなどの燃料系のトラブル

エンジンがガクガクしはじめ、数秒後にエンストする場合や、カーブや急な坂の頂上などにさしかかった場合にエンストが起こることがあります。これは主に燃料ポンプなどの燃料系のトラブルが原因です。 燃料ポンプが故障していたり、燃料ホースやフィルタが目詰まりしていたりすると、うまく燃料が送り込まれず、ガス欠のような状態となります。

バキュームセンサーなどの制御系のトラブル

アクセルをオフにした場合にエンストを起こす場合は、バキュームセンサーなどのトラブルが考えられます。エンジンは燃料と空気を混ぜ合わせて燃やすことで動きますが、空気の取り入れがうまくできていない可能性があります。

ホースなどの劣化損傷

エンジンルームから空気が漏れているような音がする場合は、ホースやパイプなどに劣化や損傷があり、エア漏れしている可能性があります。

AT(オートマ)車もエンストに注意!

MT車の場合、クラッチペダルの操作ミスなどによってエンストが起こることがありますが、AT車でも状況次第でエンストは起こります。

例えば、急な上り坂で一時停止をした際、シフトレバーがDレンジに入っているにも関わらず、ブレーキから足を離すと、傾斜の影響で車が後退してしまうことがあります。このように、ギアによる本来の進行方向とは逆に車が動いてしまうと、大きな負荷がかかり、エンジンが止まってしまいます。

坂道でのエンストは非常に危険なため、停止中はしっかりとブレーキを踏むようにしましょう。

エンスト時の対処方法

エンスト時の対処方法

走行中にエンストしてしまい、まだ車が少し動く状態であれば、路側帯など緊急停止ができるスペースに停車をさせましょう。エンストすると、ハンドルやブレーキの操作が通常よりも重くなります。本来、車には運転操作を補助する機能がついていますが、その補助が効かなくなってしまうため、車を停止させる際は慎重な操作を行いましょう。また、周囲の状況をよく確認し、安全確保も大切です。まずはハザードランプを点灯させ、周囲に異常を知らせましょう。

安全を確保した後は、慌てずに一度シフトレバーをPレンジに戻し、再度エンジンがかかるか確認します。もしエンジンがかからない場合は、ロードサービスなどに救援要請を行いましょう。また、ロードサービスの到着を待つ間は、事故防止のため、三角表示板や発炎筒などを使用するようにしましょう。高速道路などでは車の外にでることは危険を伴いますので、十分注意してください。

もしものときでも落ち着いて対処をしましょう

走行中などに突然エンストが起きてしまうと、慌ててしまうかもしれません。しかし、焦って対応してしまうと逆に危険な状況になってしまうこともあります。そういったときこそ、落ち着いて対処するようにしましょう。

また、車の故障によるトラブルを防ぐためにも、車に乗る前のチェックや定期点検を心がけるようにしましょう。

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本ページに掲載の情報は、一般的な情報提供を目的とするものであり、車両の操作やトラブルの解消を保証するものではありません。車両の修理・整備などについては、最寄りのカーディーラーや整備工場にご相談されることをおすすめします。

記載の情報は2018年6月時点の内容です。

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