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アイスバーン(路面凍結)の注意点と対策

更新日:2022年1月27日

公開日:2018年6月28日

アイスバーン(路面凍結)の注意点と対策
Emma

アイスバーンとは、雪などが原因で路面が凍結した状態のことをいいます。路面が凍結しているため、滑りやすく危険なアイスバーン。

ここでは、アイスバーンが起きやすい場所や、走行する際に注意すべき点をご紹介します。

アイスバーンや危険な雪道

アイスバーンや危険な雪道

雪が降った後、日中に気温が上がると、雪解けが進みます。その後、夜中の気温低下によって雪解け水が路面を凍結させることが、アイスバーンを起こす主な原因です。また、アイスバーン以外にもさまざまな種類の危険な雪道があります。

①圧雪路

圧雪路とは、降雪後に車が走行することで、雪が踏み固められた道路のことです。圧雪路は、昼間に車が多く通るところで起こりやすくなります。凍結していない状態であれば、アイスバーンよりは走りやすいですが、溝ができていたり、滑りやすい箇所もあるため、走行時は注意しましょう。

②ミラーバーン(鏡面圧雪)

ミラーバーンとは、雪の路面がタイヤで磨かれ、鏡のように反射するほどツルツルになった道路のことをいいます。特に交通量の多い交差点付近で見られ、滑って停車できなかったり、発進時にスリップする原因となるため、事故にもつながりやすい危険な状態です。

③ブラックアイスバーン

ブラックアイスバーンとは、雨などで濡れた路面の水分が凍結し、薄い氷の膜ができた状態のことをいいます。雪があまり降らない地域でも、真冬の早朝や夜中など、気温が氷点下になると起こる可能性があるため、十分注意が必要です。また、名前のとおり濡れたアスファルトのように黒く見えるだけなので、凍結していることに気づきにくいことが特徴です。

④その他

気温が上昇し雪が溶けはじめ、シャーベット状になっている路面や、やわらかい新雪が積もっている道路なども事故が起こりやすいため、注意が必要です。

こんな場所はアイスバーンが起こりやすい

アイスバーンは次のような場所でよく起こります。

寒い日にこれらのような場所を車で走るときは、スピードを落として走行するなど慎重に運転をしましょう。

①橋の上や陸橋

橋の上や陸橋は地面から離れていて、地熱の影響を受けにくく、また風通しもよいため、特にアイスバーンが起こりやすい場所です。

②トンネルの出入り口

トンネルの出入り口は、橋の上と同じように風通しがよく、ほかの場所に比べ気温が低くなるため、アイスバーンになりがちです。特にトンネルの中はあまり雪や雨が入らず走行しやすく感じるため、トンネルを出る際はスピードを落とすよう注意しましょう。

③交差点付近

交差点付近では、多くの車が停止や発進を行うため、摩擦によるアイスバーンが起こりやすくなります。

アイスバーンを安全に走るコツ

アイスバーンはとても滑りやすく、大きな事故につながる可能性があります。事故を防ぐために、アイスバーンに遭遇してしまったら、次のことに気を付けましょう。

急にハンドルを切らない

アイスバーンの上を通るときの基本は、急にハンドルを切らないことです。

急にハンドルを切るとスリップの可能性が高くなります。カーブなどでハンドルを切る際は、必ず手前から十分に速度を落として走るようにしましょう。

万一スリップしてしまった場合は、アクセルから足をはずし、スリップした方向と同じ方向へ少しずつハンドルを切ります。たとえば、右にスリップしてハンドルが左に曲がっている場合、ハンドルを少しずつ右に切ってタイヤをまっすぐに戻すようにしましょう。 タイヤがまっすぐになれば、ハンドルのコントロールが効くようになります。ついスリップした方向と逆にハンドルを切ってしまいがちですが、慌てずに対処することが大切です。

急ブレーキを踏まない

アイスバーンの上を走るときのブレーキ操作にも注意が必要です。

アイスバーンの上で急にブレーキをかけると、スリップの原因となります。路面が凍結しているときは、ブレーキを小刻みに踏んだり戻したりしましょう。これをポンピングブレーキといいます。

ABS(アンチロックブレーキシステム)装着車であっても、速度を落としてアイスバーン上を走っているときには、ABSが作動しないこともあるので、ポンピングブレーキを忘れないようにしてください。

「急」のつく動作はしない

「急ハンドル」「急ブレーキ」以外にも、「急発進」や「急加速」を行うことはとても危険です。アイスバーンの上を走るときは、気持ちに余裕を持ち、細心の注意を払って運転しましょう。

降雪地以外でもアイスバーンに気をつけて

雪が降っていなくても、条件が揃えばアイスバーンは起こります。
アイスバーンの知識と注意点を覚えておいて、降雪地域以外であっても、十分に注意して運転しましょう。

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本ページに掲載の情報は、一般的な情報提供を目的とするものであり、車両の操作やトラブルの解消を保証するものではありません。

記載の情報は2022年1月時点の内容です。

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