更新日:2023年12月21日
耳は小さめで、丸くて大きな顔。目も大きくて丸いなど、愛らしい見た目が魅力的です。もともとネズミ退治を行っていたり、農家などで飼われていたこともあり、体は筋肉質でがっしり、胸板は厚みがあって足が短く太いのが特徴です。毛質は硬めで、密集して生えているため、とてもボリュームがあります。毛色はブリティッシュブルーとも呼ばれる、濃いブルーが一番お馴染みですが、黒や白、クリームなどもあります。また、単色や縞など、色の入り方は多彩です。また目の色も青や緑など、個体によってさまざまです。
その名の通り、イギリス原産の猫で、ローマ帝国がイギリスに攻め込んだときに一緒にやってきたとされています。イギリスに居ついた中から、さらにネズミ駆除が得意な個体を選んで繁殖させ、進化してきました。また1900年代初頭には、ペルシャやロシアンブルーなどとの交配も進み、それらの特徴は現在のブリティッシュショートヘアーに見受けられ、まれに長毛種が生まれるのもこの影響です。また、開拓移民とともにアメリカに渡り、アメリカンショートヘアーのルーツとなったとも考えられています。
短毛なので抜け毛自体は目立たないですが、量は非常に多いため、夏と冬前の換毛期にはマメにブラッシングしてあげる必要があります。ただ、気難しい面もあるので、ブラッシングを嫌がる個体も見受けられます。活発で運動量は多く、食欲は旺盛ですが、肥満を防ぐためエサを与えすぎないようにしましょう。
もともとネズミを捕っていただけに、とても活発で活動的です。遊ぶのも大好きですが、人とは一定の距離を置いて1頭でいることを好みます。イギリスでも威厳のある猫とされているだけに、自尊心が強く、撫でられることもあまり好きではありません。
心筋が肥大するような物理的な原因がないにも関わらず、心筋が肥大する疾患で、特に左心室の心筋が肥大します。心筋の肥大により、拡張障害を起こし、全身に送られる血液量も少なくなります。他の心筋症に比べ、動脈血栓症(血栓が動脈に詰まる疾患)の発生が多いことも知られています。
三宅 亜希先生
日本で唯一の会員制電話どうぶつ病院「アニクリ24」院長。都内の動物病院にて小動物臨床に従事したのち現職。繊細なコミュニケーション力を生かし、小動物医療の現場で毎日寄せられている様々な相談に応じている。
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