ビアデッド・コリーってどんな犬?性格としつけ方
更新日:2023年12月21日
- 2匹の偶然の出会いから絶滅を回避
- オスの理想体高は53〜56cm、メスは51〜53cm
- 白とほかの色が混ざった毛色に成長
- 長毛のダブルコートでお手入れは大変
- 寿命は14〜15年で大型犬としてはやや長寿
- 信頼関係を築ければ、しつけも楽
- 大型の牧羊犬にふさわしい十分な運動を
- ビアデッド・コリーの保険料例
ビアデッド・コリーの特徴
歴史
2匹の偶然の出会いから絶滅を回避
ビアデッド・コリーは、2000年前頃からスコットランドのハイランド地方で飼育されていた牧羊犬で、口ヒゲがあることからビアデッド・コリー(口ヒゲがあるコリー)と呼ばれるようになりました。
その後、第二次世界大戦では絶滅寸前にまで追い込まれましたが、1944年に作業犬に興味をもったスコットランドのウィルソン夫人が、仲買人にシェットランド・シープドッグを依頼したのですが、手に入らなくて代わりにやってきたのが絶滅寸前のメスのビアデッド・コリー(名前はジーニー)でした。どうにか繁殖をさせたいと思っていたところ、偶然、ウィルソン夫人がジーニーを連れて海辺を散歩中に、オスのビアデッド・コリー(名前はバリー)に出会いました。ビアデッド・コリーの絶滅は、このジーニーとバリーの出会いによって回避されたのです。現存するビアデッド・コリーのほとんどが、ジーニーとバリーの子犬たちにつながる血統とされています。
サイズ
オスの理想体高は53〜56cm、メスは51〜53cm
日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)では、理想体高をオスは53〜56cm、メスは51〜53cmとしています。
被毛
白とほかの色が混ざった毛色に成長
ストレート・グレー、赤みがかったフォーン、ブラック、ブルー、ブラウン、サンディなど、さまざまな色合いのグレーが認められています。ビアデッド・コリーは、生まれたときは単色に近い毛色で全身が覆われていますが、成長に伴ってホワイトが増え、成犬になるとホワイトと各色が混ざったパターンになっていきます。
お手入れ
長毛のダブルコートでお手入れは大変
ビアデッド・コリーは、長毛でダブルコートなのでお手入れは大変です。週3回程度はブラッシングやコーミングが必要。定期的にトリミングで毛を整え、顔にかかる頭部の毛をリボンなどで束ねてあげて、顔周りを整えてあげるといいでしょう。月に2回のペースでシャンプーもしてあげてください。
寿命
寿命は14〜15年で大型犬としてはやや長寿
ビアデッド・コリーの寿命は14〜15年前後。大型犬としてはやや長寿です。
ビアデッド・コリーの性格
しつけ
信頼関係を築ければ、しつけも楽
ビアデッド・コリーは、賢く、飼い主さんの言葉をよく聞き、理解しようとする犬種です。頭が良いので一度信頼関係が築ければ、しつけは難しくありません。頑固な一面もありますので、きちんと向き合ってあげるようにしましょう。
ストレス
大型の牧羊犬にふさわしい十分な運動を
ビアデッド・コリーは、大型の牧羊犬として非常に優秀で活動的なため十分な運動が必要です。朝夕1回につき1時間以上のお散歩をしてあげましょう。ドッグランを思い切り走らせたり、アジリティ競技に挑戦したりするのもいいでしょう。
毛の量が多く、日本の夏は苦手なので、夏場の散歩はできるだけ日陰を歩かせ、朝夕の涼しい時間帯にするようにしましょう。
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