ロットワイラーってどんな犬?性格としつけ方
更新日:2023年12月21日
- 家畜の追い犬として活躍した最古の犬種
- オス65〜66cm、メス60〜61cmが理想体高
- 毛色はブラックで各所にタンのマーキング
- ラバーブラシとタオル拭きでお手入れは簡単
- 寿命は8〜10年で大型犬ではやや短命
- 社会性、待て・止まれ、噛み癖をしつける
- 飼い主さんの横について歩く訓練を
- ロットワイラーの保険料例
ロットワイラーの特徴
歴史
家畜の追い犬として活躍した最古の犬種
ロットワイラーは最も古い犬種の1つとして考えられていて、ローマ帝国が中央ヨーロッパに侵攻するときに、兵士の食料となる牛の群れを統率していたのがロットワイラーの祖先と言われています。保存技術のない当時は、家畜を食料として生きたまま運ぶ必要があり、その役目(家畜の追い犬)をロットワイラーの祖先が担っていました。夜間は番犬としても重宝されていました。やがてドイツの「ロットワイル」という町に定着して、牧羊犬、牧畜犬として改良され、その能力を高めていきました。20世紀に入って、優れた体力と勇敢さ、忠誠心を評価され、警察犬、軍用犬、山岳救助犬として世界中で活躍し始めました。
サイズ
オス65〜66cm、メス60〜61cmが理想体高
日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)では、オスは61〜68cmで4段階に分けて評価し、61〜62cm(小さい)、63〜64cm(中位)、65〜66cm(大きい・理想体高)、67〜68cm(非常に大きい)としています。同様にメスも56〜63cmで、56〜57cm(小さい)、58〜59cm(中位)、60〜61cm(大きい・理想体高)、62〜63cm(非常に大きい)としています。体重は、オス50kg、メス42kgです。
被毛
毛色はブラックで各所にタンのマーキング
ロットワイラーの毛色はブラック。はっきりとしたタン(黄褐色)のマーキングが、目の上、頬、マズル、のど、胸、脚、尾の付け根などに見られます。
お手入れ
ラバーブラシとタオル拭きでお手入れは簡単
ロットワイラーはスムースコートで短毛なので筋肉の美しさが映えています。ただ、意外かもしれませんが実はダブルコートで、オーバーコート(上毛)は硬く短い毛、アンダーコート(下毛)は柔らかい毛で覆われています。お手入れはラバーブラシによるブラッシングと、ぬらしたタオルで拭いてあげてください。ダブルコートなので換毛期には、少し小まめなブラッシングを心がけてください。シャンプーは月1〜2回に程度にとどめておくのが良いでしょう。
寿命
寿命は8〜10年で大型犬ではやや短命
ロットワイラーの寿命は8〜10年。大型犬の中ではやや短命といえます。
ロットワイラーの性格
しつけ
社会性、待て・止まれ、噛み癖をしつける
ロットワイラーの性格は落ち着いていて従順、忠誠心があり、素直です。一方で防衛心が強く、家族を守ろうとするあまり過剰な反応を起こすため気をつけてください。そのため、子犬のときから「社会性」「待て・止まれ」「噛み癖」のしつけはきちんとしておきましょう。子犬のときから多くの犬や人とふれあい社会性を持たせ、「待て・止まれ」といった静止行動を憶えさせ、「噛み癖」をしないように、この3つは基本として身につけさせてください。
ストレス
飼い主さんの横について歩く訓練を
ロットワイラーは筋肉質であるため見た目より体重が重く、とても力のある犬です。飼い主さんの横をついて歩くことを子犬のときから覚えさせないと、大人の男性でも引きずられてしまうので注意してください。運動量が必要なので、毎日1〜2時間以上の散歩が必要です。月に数回は、安全で広いところやドッグランなどで自由に走り回らせてストレスを発散させてください。
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