ビション・フリーゼってどんな犬?性格としつけ方
更新日:2023年12月21日
- 貴族にも愛された愛玩犬
- 丸みを帯びた愛嬌あるスタイル
- 毛色は白のみ
- 予想に反して、抜け毛は少なめ
- 寿命は12〜15歳ほど
- 甘えん坊で、人にもとても従順
- 毎日の散歩は短い時間で十分
- ビション・フリーゼの保険料例
ビション・フリーゼの特徴
歴史
貴族にも愛された愛玩犬
もともとは地中海沿岸にいたバルベと呼ばれる犬にマルチーズなどをかけ合わせたものがルーツとされています。この犬はバルベに似ていたので、バービションと呼ばれ、それを短縮してビションとなりました。このビションはビション・マルチーズ、ボロニーズ、ハバニーズ、テネリフェの4系統に分かれ、このうちテネリフェがビション・フリーゼとなります。テネリフェとは、スペイン領カナリア諸島のテネリフェ島に持ち込まれたことから名づけられたもので、その後、14世紀にはイタリアへと渡り、上流階級に愛されるようになりました。さらにフランスへも持ち込まれるなどしてヨーロッパ全土に人気は広がり、多くの王族に愛されました。次第に一般家庭でもペットとして飼われるようになりましたが、第一次世界大戦の戦火により、消滅の危機に。しかし、フランスのブリーダーたちによって、次第に個体数は増えるようになり、1933年にはビション・フリーゼの犬名で、フランスのケネルクラブに登録されました。フリーゼは巻き毛を意味します。その後、アメリカでもパウダーバフと呼ばれる独特のカットで流行し、現在に至ります。
サイズ
丸みを帯びた愛嬌あるスタイル
日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)では、ビション・フリーゼの体高について、オス、メスともに25cm〜29cmとしています。オスについては1cm、メスについては2cmまでの高さオーバーは許容されています。体重については、バランスが取れた範囲で約5kgとしています。体格はふんわりとした毛で覆われていてわかりにくいですが、ガッチリとしていて胴が長く、足が短いのが特徴です。
被毛
毛色は白のみ
白以外の毛色はありませんが、子犬の頃は薄いベージュがかっている場合もあります。成犬になるに従って、白になっていきます。
お手入れ
予想に反して、抜け毛は少なめ
ダブルコートで、長い毛が魅力のビション・フリーゼですが、抜け毛は少なく、換毛期でもそれほど多くはありません。ただし、トリミングをしないとどんどんと伸びてしまうため、定期的なカットが必要となります。また、ウェーブした長い毛のため、絡みやすいのでマメにブラッシングをして毛玉を取ることも大切です。ブラッシングをすると、毛の中に空気が入り、ふんわりとしたスタイルを維持することができます。
寿命
寿命は12〜15歳ほど
平均的な寿命は12〜15歳ほどです。個体差はありますが、小型犬としては長寿命と言っていいでしょう。
ビション・フリーゼの性格
しつけ
甘えん坊で、人にもとても従順
活発で賢く、人間にもとても従順で、人懐っこい性格をしています。子供に対しても優しく接することができるので、しつけはとても楽です。吠えることはほとんどなく、マンションなどの集合住宅でも飼いやすい犬種と言えます。ただし、甘やかすとわがままな性格になってしまうこともあるので、基本的なしつけはしっかりとするようにしましよう。
ストレス
毎日の散歩は短い時間で十分
甘えん坊な性格なので、ひとりでいる時間が長いとストレスになることがあります。活発で動くのが好きなことから、散歩は1日に朝夕2回、15〜30分ほどで構わないので連れていくようにしましょう。またときにはドッグランで思いっ切り遊ばせてあげるのも、ストレス解消につながります。
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