紀州犬ってどんな犬?性格としつけ方
更新日:2023年12月21日
- 紀伊半島の狩猟犬がルーツ
- 大ぶりで、がっちりとした体格
- 毛色は現在白がほとんど
- ダブルコートで、しっかりブラッシング
- 寿命は13〜15歳
- 気が強くて物怖じしない性格
- 活動的なため運動での発散が大切
- 紀州犬の保険料例
紀州犬の特徴
歴史
紀伊半島の狩猟犬がルーツ
その名のとおり、和歌山、三重にわたる紀伊半島の山岳地帯で飼われてきた日本固有の犬種です。昔から生息していた野生の犬を狩猟に使ったのがルーツとされます。日本の場合、狩猟で使う際、獲物1種類に対して、猟犬もそれに対する1種類を使いますが、紀州犬は猪狩りに使われてきました。もともと紀伊半島は広いことから、熊野や那智など、各地に固有の紀州犬がいましたが、1つにまとめる努力が為され、1934年の国の天然記念物に指定された頃から、白い毛色のものに統一するようになりました。また紀伊半島には熊野や伊勢など、神仏信仰的に重要な場所も多く、実際のルーツとは別に、弘法大師の道案内をした犬や狼を助けたお礼にもらった子狼が紀州犬になったなど、神話的・民話的な説も伝わっています。
サイズ
大ぶりで、がっちりとした体格
紀州犬の体重はオスが20〜25kgほど。メスは15〜20kgほどです。標準体高は日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)ではオスが52cmで、メスが49cmとし、上下各3cmとしています。オスのほうが若干大きくなりますが、小型犬と中型犬の間ぐらいのサイズです。また体高よりも、全長のほうが少し長いのが特徴で、ピンと背筋が通って筋肉質となります。耳は立ち耳で、目は精悍な釣り目です。
被毛
毛色は現在白がほとんど
すでに紹介したように、紀州犬は白に統一するように努力が続けられてきました。これは単に見た目の問題だけでなく、猟に使う際に獲物と区別しやすくするというのも目的です。ただし、現在もまれに、赤、黒、虎、胡麻といった、従来あった毛色が生まれることもあり、白以外を好む愛好家もいます。
お手入れ
ダブルコートで、しっかりブラッシング
寒さや過酷な天候にも耐えられるように、ダブルコートの厚い被毛で覆われています。しかも下毛が多いことから、換毛期はかなり多くの抜け毛が発生します。皮膚炎を防ぐためにも、週に1回以上、換毛期は3回以上のブラッシングをしましょう。暑さに弱いため、夏は家の中に入れるなどの暑さ対策も重要になります。
寿命
寿命は13〜15歳
平均的な寿命は13〜15歳です。病気にも強い犬種で、比較的長生きする丈夫な犬種と言えます。
紀州犬の性格
しつけ
気が強くて物怖じしない性格
現在も狩猟犬として使われていることから、気は強く、どんなことに対しても物怖じしない性格です。理解力があり賢いため、しつけは難しくありません。日本犬全体の特徴でもありますが、飼い主さん以外には懐かない気質も持ち合わせています。散歩の際にはリードを離すことなく、しっかりとおさえることが大切です。家庭で飼う場合は、子犬の頃から家族全員で可愛がることで、主を1人と特定させず、社交性を身につけさせることが可能です。
ストレス
活動的なため運動での発散が大切
野山を駆け巡り、獲物を追うことを得意とすることから、普段の運動量も多くなります。散歩は1日2回、1時間以上行いましょう。運動が少ないと、ストレスを感じ、気性が荒くなることもあります。休日には散歩とは別に、ボール投げや自転車での駆け足など、体を動かすようにしてあげるといいでしょう。この際はほかの人や犬がいない、安全な場所で行うことが大切です。
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