覚えておきたい年間走行距離の基礎知識

更新日：2023年9月29日

公開日：2018年8月9日

自動車保険の契約を行う際に、「年間走行距離」の申告が必要な場合があります。ここでは、自動車保険の保険料算出に関係する「年間走行距離」についてご紹介します。

年間走行距離は何のために必要？
年間予想最大走行距離の目安
走行距離の調べ方
車の使用状況が変わった場合は見直しを

年間走行距離は何のために必要？

年間走行距離は、保険会社が保険料算出の要素として走行距離区分を設けている場合に、申告が必要となります。

年間走行距離が保険料算出の要素として取り入れられる理由としては、統計的に「車をたくさん使うと、それに応じて事故の確率も高くなる」からです。

年間予想最大走行距離の
目安

保険会社によっては、実際に前年度に走った距離の実績を保険料算出の要素とする場合や、未来に向けて1年間どのくらい走行するか予想値を決め、それを保険料算出の要素とする場合があります。
アクサダイレクトは後者で、自動車保険の年間予想最大走行距離区分を1,000km未満から20,000km以上までのあいだで、全8区分に分けています。^＊

1年間にどのくらい距離を走るのか予想をして申告するといっても、なかなかイメージができないかもしれません。
そんなときは、お車の使用目的に応じて1日や1週間あたりの走行距離で大体の目安を計算するとよいでしょう。

＊バイク保険は区分が異なります。

使用目的が日常レジャー用の場合

たとえば・・・

ご使用状況：近所のスーパーへの買い物程度

1週間あたりの走行距離：56～95km程度の場合

予想最大走行距離は「3,000km以上5,000km未満」が目安です。

1週間あたりの走行距離ごとにおける年間予想最大走行距離の目安

15km以内/週: 「1,000km未満」
16～55km程度/週: 「1,000km以上3,000km未満」
56～95km程度/週: 「3,000km以上5,000km未満」

たとえば・・・

ご使用状況：日常の買い物や週末のレジャーなど

1週間あたりの走行距離：131～190km程度の場合

予想最大走行距離は「7,000km以上10,000km未満」が目安です。

1週間あたりの走行距離ごとにおける年間予想最大走行距離の目安

96～130km程度/週: 「5,000km以上7,000km未満」
131～190km程度/週: 「7,000km以上10,000km未満」

たとえば・・・

ご使用状況：旅行や長距離ドライブなど

1週間あたりの走行距離：191～285km程度の場合

予想最大走行距離は「10,000km以上15,000km未満」が目安です。

1週間あたりの走行距離ごとにおける年間予想最大走行距離の目安

191～285km程度/週: 「10,000km以上15,000km未満」
286～380km程度/週: 「15,000km以上20,000km未満」
381km以上/週: 「20,000km以上」

※ 使用例は一例です。

※ 年間52週利用として算出しています。

使用目的が通勤通学用・業務用の場合

通勤通学や業務で使用する1日あたりの走行距離における年間予想最大走行距離の目安

3km以内/日: 「1,000km未満」
4～11km程度/日: 「1,000km以上3,000km未満」
12～19km程度/日: 「3,000km以上5,000km未満」
20～26km程度/日: 「5,000km以上7,000km未満」
27～38km程度/日: 「7,000km以上10,000km未満」
39～57km程度/日: 「10,000km以上15,000km未満」
58～76km程度/日: 「15,000km以上20,000km未満」
77km以上/日: 「20,000km以上」

※ 年間52週、週5日利用として算出しています。

走行距離の調べ方

それでは、実際の走行距離の調べ方を見ていきましょう。

トリップメーターを使う場合	車には走行距離を計測するために計器があらかじめ備え付けられています。通勤や通学、買い物など、基本的に同じ区間にのみ車を走行させる場合は、「トリップメーター」と呼ばれる計器を使うとよいでしょう。トリップメーターは区間走行距離を測定する計器で、出発する時にトリップメーターの数値をリセットし、目的地についた時の走行距離を確認することができます。1週間や1ヵ月など一定期間走ったあと、測定された走行距離から年間走行距離を予想することが可能です。また、トリップメーターが2つ搭載されている車もあります。その場合は1つを区間走行距離の測定用、もう1つを年間走行距離の測定用として使い分けることもできます。
オド（ODO）メーターを使う方法	車の総走行距離を計測するために「オド（ODO）メーター」と呼ばれる計器も備え付けられています。車が完成したときから走行した距離を計測し続け、故障などでメーター自体を新しいものに取り替えない限りは、表示された数値を変えることはできません。オドメーターは、年間走行距離自体を計測することはできません。しかし、その年の初めの走行距離をメモしておくことで、1年間にどれだけ走行距離が増えたのかわかるため、その数値をもとに翌年の年間走行距離を予想します。

トリップメーターを使う場合

車には走行距離を計測するために計器があらかじめ備え付けられています。通勤や通学、買い物など、基本的に同じ区間にのみ車を走行させる場合は、「トリップメーター」と呼ばれる計器を使うとよいでしょう。

トリップメーターは区間走行距離を測定する計器で、出発する時にトリップメーターの数値をリセットし、目的地についた時の走行距離を確認することができます。1週間や1ヵ月など一定期間走ったあと、測定された走行距離から年間走行距離を予想することが可能です。また、トリップメーターが2つ搭載されている車もあります。その場合は1つを区間走行距離の測定用、もう1つを年間走行距離の測定用として使い分けることもできます。

オド（ODO）メーターを使う方法

車の総走行距離を計測するために「オド（ODO）メーター」と呼ばれる計器も備え付けられています。車が完成したときから走行した距離を計測し続け、故障などでメーター自体を新しいものに取り替えない限りは、表示された数値を変えることはできません。

オドメーターは、年間走行距離自体を計測することはできません。しかし、その年の初めの走行距離をメモしておくことで、1年間にどれだけ走行距離が増えたのかわかるため、その数値をもとに翌年の年間走行距離を予想します。