更新日:2023年12月21日
オーストラリアン・シェパードは、その名前からオーストラリア原産の犬種と思われてしまいますが、実は、スペインとフランスの国境をまたぐピレネー山脈のバスク地方の牧羊犬が祖先犬と言われています。1800年代にオーストラリアに移住したバスク地方の羊飼いたちがアメリカに連れてきて、改良を重ねてオーストラリアン・シェパードが誕生しました。
利口な牧羊犬で、人に忠実で耐久力もあり、ロデオやホース・ショー、映画やテレビのショーなどで活躍したことで、人気が急速に高まっていきました。
服従競技やアジリティ競技(障害物競技)、ハーディング競技(家畜をコントロールする能力を競う競技)などで優秀な成績を収めていることから牧羊犬としては定評があり、さらに、盲導犬、麻薬捜査犬、救助犬などとしても幅広く活躍しています。
日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)では、体高をオス51〜58cm、メス46〜53cmとしていますが、サイズを犬質(クオリティ)より重んじてはならないとし、理想体高を定めていません。
オーストラリアン・シェパードは、ブルーマール、ブラック、レッドマール、レッドの4色。これらの色にホワイトの斑があるもの、タンポイントのあるものがJKCで認められています。また、尾は生まれつきのボブ・テール(先天的無尾)であることがあります。
オーストラリアン・シェパードは、ダブルコートの長毛で抜け毛が多いので週に2〜3回はブラッシングして抜け毛を取り除いてあげましょう。春と秋の換毛期は、普段よりも抜け毛が多くなるので、ブラッシングのほかに月に2〜3回のペースでシャンプーをしてあげてください。
オーストラリアン・シェパードの寿命は12〜15年前後。中型犬の中では平均的といえます。
オーストラリアン・シェパードは愛情深く、家族にとても献身的で、訓練しやすい犬種といえます。牧畜犬としての本能から、小動物や小さい子供を軽く噛むことで、動きをコントロールしようとするくせが出る場合があるので注意しましょう。幼犬のときに噛み癖はしっかりとしつけて直すようにしましょう。
オーストラリアン・シェパードは、牧羊犬として1日中働き通せるほどの耐久力があるので、朝夕1時間程度の散歩が欠かせません。また、賢く、状況判断力も高いため、単純な遊びや訓練はストレスに感じてしまうことも。フライングディスクやボールを使ったゲームやアジリティなどにもチャレンジして、新しいことを取り入れて飽きさせないようにしましょう。
ご契約のペットが他人に噛み付いたり、他人の物を壊したりなど、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じた場合、1回の事故につき1,000万円を限度に補償します。
記名被保険者やそのご家族の方が同内容の特約をセットした保険契約にご加入されている場合、補償内容が重複することがございます。特約をセットする場合には十分ご注意ください。
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