更新日:2023年12月21日
スキッパーキはベルギーのフランドル地方を原産とした小型犬です。スキッパーキとは「小さな羊飼い」を意味していることから、牧羊犬として飼われていた犬種だと考えられていますが、船の番犬として飼われていたという説もあります。こちらも船乗りのことをスキッパーキと呼んだことが理由とされています。17世紀末には、都市でも飼われるようになり、ネズミ捕りや番犬として市民に愛されました。特に靴職人の間では、スキッパーキにつける首輪の細工を競うのが流行したと言われています。
その後、1882年にはドッグショーにはじめて出陳されたことで、ベルギー王室などの上流階級にも愛されるようになり、すぐにアメリカなど国外にも紹介され、イギリスでは大きな人気となりました。
1888年には犬種としての基準も定められましたが、数年後には人気がなくなってしまいました。その後、愛好家たちによってベルギー原産の犬種を守るべく努力が続けられ、現在では安定した人気を得るようになっています。
スキッパーキの体重は、日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)ではオス、メスともに3〜9kgとし、なかでも4kg〜7kgを理想としています。
小型とはいえ、しっかりとした体つきで、すっきりとした足とバランスの取れたシルエットをしています。
黒が一番馴染み深い毛色ですが、クリームや茶色などもあります。日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)では、下毛が上毛で完全に隠されている場合には、下毛は完全なブラックではなく、ダーク・グレイでも許容される、としています。
体毛は中ぐらいの長さのダブルコートです。ブラッシングはまめにかけて抜け毛を取り除きましょう。また取り切れない毛を取り除くためにも、定期的なシャンプーも大切です。
平均的な寿命は13〜15歳ぐらいとされています。個体差はありますが、小型犬としては長めとなります。
好奇心が強く、賢いため、自分で判断して行動しようとします。子犬の頃から、飼い主さんの言うことをしっかりと聞いて、我慢することも覚えさせましょう。本来の性格が獰猛だったり、攻撃性をもっていたりしないので、しつけさえちゃんとすれば子供やほかの犬を攻撃することなく、飼いにくいということはありません。なかにはもともと温厚な性格のスキッパーキもいるなど、個体差が大きい犬種とも言われています。
牧羊犬がルーツと言われるだけにとても活発で、常に走り回っても疲れることを知りません。逆を言えば、運動量が少ないとストレスが溜まりやすいため、長めの散歩を1日2回程度してあげるとよいでしょう。室内飼いでもできるだけおもちゃなどで遊んであげ、ときにはドッグランに連れ出して思う存分駆け回らせることで、ストレスを解消させるのも大切です。
ご契約のペットが他人に噛み付いたり、他人の物を壊したりなど、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じた場合、1回の事故につき1,000万円を限度に補償します。
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