更新日:2023年12月21日
今から約1300年前、新羅時代の朝鮮半島から日本の宮廷に献上されたという説があるほど古くから親しまれている小型犬です。「犬将軍」とも呼ばれた徳川綱吉時代に江戸城内で飼われていたという記録があります。1800年代にはあのペリー提督も狆を日本から持ち帰り、英国のビクトリア女王に献上し、1870年にはイギリスのケネルクラブに公認されています。現在も海外では「ジャパニーズ・チン」と呼ばれており、日本でも1800年代から上流階級を中心に抱き犬として人気を呼び、小型の愛玩犬として広く親しまれています。
狆の体重は2〜3kgほどで、体高は日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)の規定ではオスは25cm前後としています。オスに比べるとメスは少し小さめの傾向にありますが、体高と体長はほぼ同じです。身体の斑と同様に顔にも斑があり、顔の斑は左右対称が美しいとされています。耳は前方に大きく垂れており、まん丸の大きな目、短いマズルもその特徴です。
白地に黒か茶色の斑模様が特徴です。ほとんどは黒の斑で、茶の斑は数があまりいません。マズルから頭頂にかけて広く白い部分が広がり、かつ左右対称斑模様が好まれます。
狆の被毛はシングルコートとされていますが、ダブルコートのような個体もいます。いずれにせよ非常に長い被毛が特徴なので、固まらないようにブラッシングをしてあげましょう。1ヵ月に1回以上はシャンプーをして、清潔に保つことが肝心です。
平均的な寿命は12年ほどです。短頭種ゆえ、呼吸器系の疾患には注意が必要ですが、それほど神経質になる必要はありません。
はるか昔から人間と一緒に室内で飼われてきた犬種です。おとなしく利口で比較的飼いやすいといえます。短頭種の小型犬ゆえに、あまり激しい運動には不向きですが、ストレスを溜めないように1日30分程度は散歩をするようにしましょう。無駄吠えや噛み癖もつきにくい犬種ですが、やはり子犬の頃からさまざまな刺激になれさせることで、さらに飼いやすくなっていきます。
被毛が長い犬種なので、特に夏場は注意が必要です。温度管理ができる室内で飼うことはもちろんですが、夏場の散歩は気温の低い朝夕に行うようにしましょう。毛量が多く、毛も長い犬種なので、ブラッシングは毎日して毛玉を防止し、毛の中に空気を入れてあげることが大切です。
ご契約のペットが他人に噛み付いたり、他人の物を壊したりなど、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じた場合、1回の事故につき1,000万円を限度に補償します。
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