更新日:2023年12月21日
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの先祖はイギリス土着のスパニエルとされています。イギリスのスパニエルについてのもっとも古い記録は、ウェールズ王の法典の中の「王のスパニエルは1ポンドの価値あり」という記載です。これはランド・スパニエルと考えられ、イギリスの多くのスパニエルの祖先となりました。フランスのブリタニー・スパニエルとトイ・スパニエルを交配して作られたものとも言われています。コッカーの由来はイギリスのウェールズ地方で17世紀頃にシギ猟に使われるようになったからで、シギ(コック)を獲る犬ということでコッカーと呼ばれるようになりました。イギリスのケネルクラブに公認されたのは1883年のことです。その後、アメリカにも渡り、アメリカン・コッカー・スパニエルとして改良されていきます。
日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)では体高はオスが39〜41cmで、メスは38〜39cmとし、オス、メスともに体重は約12.5kg〜14.5kgとしています。体高が体長よりやや長く、がっしりとした骨太の体格で、スポーティな足取りも特徴です。
ダブルコートで、ウエーブがかかった長い被毛が特徴です。毛色は単色では黒、赤、茶、白、金などで、2色のバイカラーや3色のトライカラーは単色同士の組み合わせであることがほとんどです。ローンと呼ばれる、白い毛が細かく混じったカラーもあり、カラーバリエーションはかなり豊富です。
被毛の美しさを保つためには、マメなブラッシングが欠かせません。細かい目のブラシを使って、可能なら毎日かけてあげましょう。長めの毛足でダブルコートでもあるため、熱がこもりやすく、夏の暑さには弱いのも注意したい点です。ブラッシングで抜け毛を除去し、風通しをよくすることが大切です。
平均的な寿命は10〜12歳程度です。個体差はありますが、中型犬としては標準な寿命です。
とても賢くて従順なので、しつけはとても楽です。ただし、繊細な面もあるので、無理強いは禁物です。さびしがり屋で、ひとりでいることよりも、家族のそばにいることを好むので、できるだけ目の届くところに置いてあげるのがいいでしょう。誰にでも懐きやすく、知らない人やほかの犬に出会ってもじっとして、無駄に吠えたりはしません。しつけはしやすく、飼いやすいのがイングリッシュ・コッカー・スパニエルの特徴です。
猟犬をルーツとすることもあり、多くの運動量を必要とし、活発で散歩も好んでします。歩くのが速いだけでなく、軽快な歩き方でとてもユーモラスです。毎日の散歩以外にも、ドッグランで遊ばせたり、ボール遊びをさせたりするなど、できるだけ運動させるようにしましょう。
ご契約のペットが他人に噛み付いたり、他人の物を壊したりなど、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じた場合、1回の事故につき1,000万円を限度に補償します。
記名被保険者やそのご家族の方が同内容の特約をセットした保険契約にご加入されている場合、補償内容が重複することがございます。特約をセットする場合には十分ご注意ください。
よくあるご質問をQ&Aとしてまとめておりますので、お問合せの前にご覧ください