更新日:2023年12月21日
バセット・ハウンドは、16世紀にフランスの修道院の僧が赤鹿狩り用の猟犬として、肢の短い、人間が追いつくことのできるくらい歩行速度の遅い犬として誕生させたのがはじまりと言われています。19世紀には、歩いて山に入って狩りをする主人と同じスピードで歩き、獲物に近づくと早足になって追いかけ、探し出した獲物には主人が来るまで襲わずに待つという、庶民の生活として定着したウサギ狩りの最良のパートナーになりました。
名前の由来は、フランス語で丈が低いことや脚が短いことを「バセー(英語ではバセット)」というところからきています。
1880年代後半からアメリカで映画、テレビドラマ、CMに出るようになり、漫画やアニメなどのキャラクターとしても登場。世界中の人が知る犬種となりました。
日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)では、標準的な体高を33〜38cmとしています。骨量が多くがっちりとした体で、体重は18〜27kg前後と見た目よりも重いです。
バセット・ハウンドの毛色は、一般的にブラック&タン&ホワイトか、レモンとホワイトのバイ・カラーです。ただし、許容されているハウンド・カラーであれば何色でも良いとされています。被毛は艶があり、なめらかなさわり心地です。
バセット・ハウンドの被毛は、スムースコートで抜け毛は少なく、お手入れは比較的簡単です。週に1回程度、ソフトタイプのブラシで血行促進のマッサージも兼ねる程度でいいでしょう。日頃のお手入れはブラッシングではなく蒸しタオルで、口の周りやシワの間の汚れを軽く拭いてあげるのがベスト。シャンプーも月1回程度で大丈夫です。
バセット・ハウンドの寿命は10〜12年前後。個体差はありますが、中型犬としては少し短めです。
バセット・ハウンドは、温和でのんびりとした、猟犬ですが争いを好まない優しい性格で、知的な犬種です。頑固な面もあるので、しつけには根気が必要なときもあります。
匂いへの執着心が強いため、散歩では匂いの探索を止める訓練を幼犬のときから行うようにし、拾い食いなどをしないしつけが大切です。
吠える声が太く大きいので、集合住宅で飼う場合は近隣に迷惑がかからないように、しっかりと無駄吠えをしないようにしつけてください。
バセット・ハウンドは猟犬ですが、活動的な犬種ではないので運動量はあまり必要ではありません。1日1時間程度、ゆっくりとした散歩で十分です。胴長短足のため「椎間板ヘルニア」になりやすいので体重管理には気をつけてください。室内ではフローリングは滑って関節などを痛めることもあるので、コルクマットを敷くなど滑り止め対策が必要です。
ご契約のペットが他人に噛み付いたり、他人の物を壊したりなど、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じた場合、1回の事故につき1,000万円を限度に補償します。
記名被保険者やそのご家族の方が同内容の特約をセットした保険契約にご加入されている場合、補償内容が重複することがございます。特約をセットする場合には十分ご注意ください。
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