更新日:2023年12月21日
イタリアのボローニャが原産とされていることから、この名前がつけられています。ルーツは紀元前3世紀から紀元後4世紀のローマ時代にもさかのぼるという説もあります。その後、ルネッサンス時代にも王室や貴族たちのペットとして愛され、贈り物や献上品としても珍重されていたといい、オーストリアのマリア・テレジアやロシアのエカテリーナ妃などが飼っていたとされています。その様子は宮廷画家によって絵画にも描かれているほどです。
貴族の時代が衰退するとボロニーズも同じ道を辿りますが、残った貴族階級によって愛され続け、極端に数が減ることはありませんでした。
第二次世界大戦後はイタリア国内で繁殖がされ、一般的な犬種となり、アメリカなどにも紹介されました。しかし大きな流行となることもなく、多くはイタリア国内で飼われ、国外では希少な犬種となっています。
小型で体は短く、愛らしいスタイルをしています。ボロニーズの体重はオス、メスともに2〜4kgほど。標準体高は、日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)ではオスが27〜30cmで、メスが25〜28cmとしていて、かなり小さな体つきです。
ボロニーズとして認められているのはホワイトのみで、純白であればあるほど珍重されます。
体毛はとても柔らかく、ふんわりとしたボリュームあるものです。毛質はシャギーコートと呼ばれるむく毛が特徴となります。シングルコートなので抜け毛は少なく、汗も乾きやすいため、体臭も少なめです。
ブラッシングは定期的にすれば十分で、濡れたタオルで拭くことも快適に保ってあげるために有効です。
平均的な寿命は13〜15歳です。個体差はありますが、小型犬としては標準でしょう。
なかには20歳ぐらいまで長生きする場合もあります。
愛玩犬としての歴史が長いため、見た目だけでなく性格も上品なことから、しつけもとても簡単です。人に対してとても従順で、子供や年配の方でも安心して接することができます。ただし、遊び好きがすぎてやんちゃなこともあるので、甘やかしすぎず、きちんとしつけしましょう。ほめると、とても喜びますので、ほめて伸ばすしつけが向いています。
ほかの犬に対しても、最初は警戒心をもつことがありますが、すぐに慣れて仲良くできるようになります。
人のそばにいることが仕事といってもいいのが、愛玩犬であるボロニーズです。それだけに、飼い主さんがいなくなると寂しがることもあります。運動は最低限で構いませんが、気分転換のため、少しでもいいので散歩に連れ出してあげるとストレス解消になります。
また、暑さには強い反面、寒さには弱いので、冬は服を着せると快適に過ごせます。
ご契約のペットが他人に噛み付いたり、他人の物を壊したりなど、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じた場合、1回の事故につき1,000万円を限度に補償します。
記名被保険者やそのご家族の方が同内容の特約をセットした保険契約にご加入されている場合、補償内容が重複することがございます。特約をセットする場合には十分ご注意ください。
よくあるご質問をQ&Aとしてまとめておりますので、お問合せの前にご覧ください