更新日:2023年12月21日
ウエスティの愛称で呼ばれ、日本でも人気が高い犬種です。ルーツはイギリスのスコットランド地方で生まれた、スコティッシュ・テリアなどのテリアたちのひとつだったようです。具体的にはテリアのなかで生まれる白い被毛の子犬は排除していたのを、マルコルムスと言うブリーダーが白い子犬に興味をもち、固定化したのがウエスティになりました。当初は、彼が住んでいた地名にちなんで、ポルタロック・テリアと呼ばれていました。その後、1907年にイギリスのケネルクラブによって、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの犬種名で登録されました。アメリカでも同時期に人気が高まり、ローズニーズ・テリアと呼ばれていましたが、アメリカのケネルクラブが公認した翌年の1909年にはウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアとなりました。
日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)では、体高について約28cmとしています。体重については、7〜10kg程度で、小型犬に分類されます。足と胴が短く、頭が大きい、ユーモラスな体つきが特徴となります。また尖った耳と、ピンと立ったしっぽも、ウエスティの魅力のひとつです。
一部、黄色がかっている場合もありますが、白のみとなります。
ダブルコートで硬い上毛と、柔らかい下毛の組み合わせとなります。特に上毛は長毛でもあるので、絡みやすいため、ブラッシングは欠かせません。できるなら、毎日ブラシをかけてあげましょう。またトリミングで、短めに整えてもらうのもいいでしょう。毛質が硬いため、毛を抜くストリッピングで整える場合もあります。
平均的な寿命は12〜14歳ほどです。個体差はありますが、小型犬としては長めの寿命です。
ほかのテリアよりも、社交的で人懐っこい性格をしています。そのため、家族以外の人やほかのペットに出会っても、攻撃するということはほとんどありません。子供に対してもとてもフレンドリーに接してくれます。ただ、猟犬をルーツにしていることから、負けず嫌いな面も。やんちゃで頑固なこともあり、いたずらが好きだったりします。闇雲にしかるのではなく、本来持っている性格としてとらえ、自然にしつけをしていくのがいいでしょう。
活発的なのがテリアの特徴ですが、ウエスティも例外ではありません。運動不足になるとストレスを感じやすいため、散歩は欠かせません。朝夕1日2回、短い時間でいいので外に出して、ゆっくりと散歩させるようにするとストレスも溜まりません。ときにはドッグランで思いっ切り遊ばせるのも、ストレス解消に効果があります。ただ、寒い地方がルーツだけに、暑さには弱いため、夏場は無理をさせないようにしましょう。
ご契約のペットが他人に噛み付いたり、他人の物を壊したりなど、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じた場合、1回の事故につき1,000万円を限度に補償します。
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