更新日:2023年12月21日
歴史は古く、16世紀のオランダですでに鴨の狩猟犬として飼われていたようです。第二次大戦中は数が激減して絶滅の危機に瀕していましたが、その後に再興が図られ、1971年にはオランダのケネルクラブにて正式に認定されました。「コーイケルホンディエ」という犬名は「鴨猟の犬」という意味のオランダ語に由来しています。鴨猟のときには、ふさふさした派手な尻尾を揺さぶって、囮まで鳥をおびき寄せるなど非常にユニークな動きをします。しかし、自らが鴨を捕食するというわけではありません。まさに「鴨猟の犬」という名前にふさわしい犬種といえます。オランダ以外では非常に希少で、日本では個体数が少ない犬種です。
日本で血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)では、コーイケルホンディエの理想体高はオスが40cm、メスが38cmとし、プラス2cm、マイナス3cmまでは許容するとしています。体型的には、やや小ぶりな中型犬といえます。体高と体長がほぼ同じでスクエアな体型です。丸い頭蓋骨でちょうどいいサイズのマズル、愛らしい垂れ耳もこの犬のポイントといえます。
白地に鮮やかなオレンジレッドの斑模様をしています。頭部は明確なブレーズが鼻まで入り、頬と目の周囲にもブラウンレッドが入ります。耳先にイヤリングと呼ばれる黒い毛が入ることもあります。豊富な毛をもつ羽毛のような尾もチャームポイントのひとつです。被毛の完成には約2年かかるといわれています。
ダブルコートで比較的厚い被毛ですが、お手入れはそれほど難しくありません。週に何度かブラッシングをして、シャンプーも1ヵ月に1回程度行えば十分です。被毛の厚い尾はコームを使ってお手入れしてあげましょう。また垂れ耳の犬種ゆえ、汚れが溜まりやすかったり、蒸れたりしやすいので、定期的に耳掃除をするようにしましょう。
平均的な寿命は12〜14歳ぐらいとされています。個体差はありますが、中型犬としては長めとなります。
狩猟犬をルーツとしますが、性格は穏やかで人に親しみやすく、しつけやすい犬種といえます。子犬時代は元気いっぱいなので、しつけには多少の根気が必要です。学習能力は高く、頭を使ったゲームやスポーツを取り入れることも有効です。
性格はフレンドリーで穏やかですが、狩猟犬らしく活発な犬種です。散歩は1日2回、それぞれ1時間程度行うのが理想です。飼い主さんと遊ぶことが大好きなので、ボール遊びなど散歩の途中で取り入れるのもいいでしょう。頭を使うフライングディスクやアジリティ、ドッグランなども好みます。水が好きな子も見受けられ、安全なところで水遊びをさせるのもいいでしょう。
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